2009.10.01 Thursday

失って得たもの

北海道工業大学名誉教授 豊田 国昭 

toyoda

 卒業生の皆さんへご挨拶できますこと,大変嬉しく思っております.私は昨年3月に37年間の道工大勤務を終えて定年退職いたしました.在職中は教職員,学生,卒業生に支えられて,大変有意義な教育・研究生活を送ることができ,お世話になった皆様に心から感謝しています.とくに卒業生からは多くの激励と助言を賜り,大変ありがたく思っています.
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2006.09.13 Wednesday

同窓会功労賞を受賞して

同窓会功労賞を受賞して
同窓会函館支部長 三浦 良蔵
機械工学科二期卒業 有限会社三浦鉄工所 

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・・・大学の思い出・・・
 当時の大学周辺には住宅も少なく、手稲山おろしの寒風吹き通る草原の中にあり、手稲駅から大学の校舎を望むことが出来、バスの本数も少なく通学に大変でしたし、大学の施設も充分ではなく、コンピューターも1台を全学で共同使用し、今の様に恵まれた環境は、当時の手稲を知る者として、大変羨ましく思い、皆さんも同感することと思います。

 卒論ゼミメンバーのアパートに一週間程泊まりこみ、講義を終えてから徹夜で卒論をまとめた思い出、それまでは、各々が個々に努力をしてきた時と違い、メンバーと一緒に卒論をまとめるという共同作業は、卒論を無事に終えたという達成感とお互いを思いやり、他の意見も尊重するという体験を得、現在の自分に大層な積み重ねとなっております。
     
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2006.04.11 Tuesday

大学祭の思い出

大学際の思い出 
同窓会東京支部長 山下 正文 
機械工学科一期卒業 日本アイビーエム(株)

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第一回工大祭の思い出
  
 開学の1968年北海道工業大学は生まれたばかりでまだまだ名が知られておらず大学があった手稲の町中でもあまり存在感のある状況ではありませんでした。大学といっても出来たばっかりなので先輩は当然いない一年生しかいない大学でした。強いて言えば学生の下宿やたまに飲みに行く焼き鳥屋の人ぐらいが知っていて他の人は手稲駅から毎朝一列になって黙々とすすきの生えている原野に向かって歩いてゆく一群の人々をみて大学はあるのは知っているが「はて何の学校でしょうか」くらいのものでした。当時の周辺の状況は手稲駅前周辺にはお店や人家がありましたが数分歩いた手稲駅の踏み切り(陸橋ではなく遮断機踏み切り)を越すとあとは人家も無く工場がひとつあったくらいであとはたまに車が通る道だけでした。一帯はすすきの生える原野で大学の姿など町からはみえませんでした。学生は皆近道をするために すすきのはえる原野のなかの獣道のような細い一本道を歩いて大学に向かっていましたから町の人から見ると学生たちはすすきの原野のなかに消えていっていたように見えていたのではないでしょか。そのような認知度の低い中 何か北海道工業大学ここにありと云うことをしようという事で“工大祭を”という事になりました。

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2005.06.14 Tuesday

いよいよ定年です! お世話になりました

いよいよ定年です!
お世話になりました

大学院工学研究科 機械システム工学専攻
工学部 福祉生体工学科
教授 丸山 晃市

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1.はじめに
 平成17年度を迎えて早3ヶ月目も半ばになりました。つい、数年前に機械工学科創立30周年の祝賀の行事や記念誌の作成などを、学科主任の立場で終えたばかりと思っていました。まさに、「光陰矢のごとし」です。
 ご存知の通り、北海道工業大学は2001年を期して大改革を行い、機械、経営、電気、応用電子、土木、建築の6工学科体制から、環境デザイン、情報デザイン、福祉生体工、建築、社会基盤工、機械システム工、情報ネットワーク工、電気電子工の8学科体制へ再編しました。そして、今年の春、その第1期生を世に送り出しました。

 これから先の文章は、『私事』中心になることをお許しください。また、定かでない記憶をたどりながらのこと、一切の資料を参考にしていないこと、などをご高配のうえ、お読みいただければこの上ない幸せです。
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2005.04.01 Friday

辛口

辛 口

機械工学科支部 事務長
河合 洋明

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 機械支部が発足して以来悲願のホームページが何とか出来ました.設計,レイアウトなど多くの実務で土木OBの中澤さん(現在,本学情報技術課勤務)に多大なるご負担をおかけしました.僭越ですが支部を代表して心よりお礼申し上げます.しかし,このサイトに完成はありません.進化し続け,より意味あるものにしていくためには会員の皆さんからの発言が必要です.ご提案ご投稿をよろしくお願いいたします.
  機械支部のページの中には,このページ,すなわち「コラム」なるタイトルを用意しました.ここは,技術や研究情報,種々の意見や雑感,エッセイ,失敗談・成功談などをある程度のボリュームで,まとまった形で掲載しようという趣旨を持つ場所です.まず最初は,学科主任教授よりコメントをいただこうと考え,湊先生にご登場いただいた次第です.さて,この機会を逸するとチャンスがなくなってしまいそうですので,湊先生に引き続き,ページ企画者の特権として一筆語らせていただきたいと思います.

 
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2005.04.01 Friday

同窓会機械工学科支部 ホームページ開設によせて

同窓会機械工学科支部
ホームページ開設によせて

機械システム工学科 主任教授
湊 純一郎

 機械工学科は北海道工業大学開学と同時に開設され、約40年の年月が経過しました。平成13年度に学科再編によって機械システム工学科に引き継がれましたが、この間4600余名の卒業生が輩出され、各方面で活躍しています。民間企業、公務員、教員、家業の継承など、それぞれの分野で一翼を担っていることを心強く思っております。
 さて、大学の評価は見方によって様々です。例えば、教育・研究設備が整っている、教員スタッフが充実している、経営母体がしっかりしている、設置環境がよいなどがあげられます。しかし何よりも大切なことは、卒業生の社会での評価であります。
 どのような分野に進まれようとも、北海道工業大学機械工学科(機械システム工学科)卒業という事実は消えないわけで、同時にこの不安定で、激動の時代にあっては、今まで以上に同窓生が互いのコミュニケーションを密にして、各人が道工大卒であることを誇りにして支えあうことが必要です。
 この度、同窓会機械工学科支部のホームページが開設されることになりました。このサイトを同窓生の情報交換の場として活用し、互いに高めあうと同時に機械工学科同窓生としての一体感を一層深められるならば、そのことが皆さんの更なる気概の高揚とともに道工大の評価を更に高める方向への相乗効果をもたらすでしょう。
 最後に、このホームページを立ち上げるためにご尽力いただきました河合洋明助教授に心から感謝するとともに、同窓生の皆様方が大いに活用されることを期待いたします。


(平成17年4月1日掲載)
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