 
 シャクヤクは様々な種類があり、白以外にも赤やピンクの花が咲きます。花の美しさになぞらえて、美しい女性のことを例えた「立てば芍薬、座れば牡丹」というようなことわざもあります。
| DATA | |
| 植物の名前 | シャクヤク | 
|---|---|
| 学名 | Paeonia lactiflora | 
| 所属科 | ボタン科 Paeoniaceae | 
| 薬用部位 | 根 | 
・モノテルペン:ペオニフロリン
 
 ・鎮痛
            ・鎮静
            ・抗炎症
            ・抗ストレス潰瘍
            ・血圧降下
            ・血管拡張
            ・平滑筋弛緩作用
・一般的な生薬製剤
風邪薬、婦人薬、冷え性用薬、皮膚疾患薬(アトピー、ニキビ)、腹痛・筋肉痛・下痢などの薬
・漢方処方
芍薬甘草湯、葛根湯など多数
・漢方処方の約33%に含む
              ・独特な臭い
              ・わずかに甘く、後に渋くてわずかに苦い
              ・良品:内側が薄い赤色もしくは白色をしていて、柔軟性や僅かな苦味があり、特有の臭いが強い根
・基原植物
シャクヤク:シャクヤク Paeonia lactiflora
            ボタンピ:ボタン Paeonia suffruticosa
・薬用部位
シャクヤク:根
            ボタンピ:根皮
・成分
シャクヤク:ペオニフロリン 鎮痙、鎮痛の作用が強い
            ボタンピ:ペオノール 血の巡りをよくする作用が強い
            シャクヤク、ボタンピどちらもペオニフロリンとペオノールを含有していますが、含有量が異なります。
| アセチルCoA | 
| ↓還元 | 
| メバロン酸 | 
| ↓脱炭酸化 | 
| イソペンテニル2リン酸、ジメチルアリル2リン酸 | 
| ↓2つの分子のイソプレン単位(C5)が結合 | 
| テルペノイド、ステロイド | 
炭素数5個のイソプレンが複数個結合してできた天然有機化合物群
| 炭素数 | |
| 10 | モノテルペン | 
| 20 | セスキテルペン | 
| 30 | ジテルペン | 
| 40 | トリテルペン |