カッコン

kakkon

葛根湯など多くの漢方処方に配合されている。クズは食用になり、「葛粉」から作った「葛餅」、「葛きり」などは甘味として用いられている。

DATA

植物の名前 クズ
学名 Pueraria lobata
所属科 マメ科 Leguminosae
薬用部位 周皮を除いた根
生薬の化学成分

・デンプン

・イソフラボノイド(ダイゼイン、ダイジン、プエラリンなど)

プエラリン

免疫機能を向上させ、滋養・自然治癒力を強化する効果がある。植物にある水溶性の色素、苦み、辛み成分。

・トリテルペンサポニン

トリテルペンは疎水性であるが、一次代謝産物である糖(アミノ酸、脂肪酸、ブドウ糖)が複数結合することにより(糖に含まれる)親水基が加わり界面活性作用を示す。糖が結合して生成した二次代謝産物をサポニンという。薬物吸収部位である小腸は表面に水溶性の皮膜を展開しているため脂溶性薬物が吸収されにくい。そのため、脂溶性薬物は小腸に吸収されにくいが、界面活性作用が働くことで吸収が促進される。

薬理作用

・鎮痙、解熱、発汗

臨床応用

・肩こり、下痢、かぜ

注意

多汗や斑疹の症状が見られたときは服用を控える。

※斑疹:熱病の経過に見られる皮下出血。

禁忌

胃が冷えた場合や発汗が多いときは服用してはいけない。

+知識

アメリカにおいて、クズは侵略的外来種・有害植物として忌避されているが、最近の研究では薬物依存症、特にアルコール依存症に効果的であるとして注目されている。葛根エキスを取ることでアルコール摂取量が大幅に減少することが判明している。日本の民間医療と中国の民間医療の相違点として、中国の民間医療では酒酔いの治療薬として根よりも花が好んで使われている。中国最古の薬物学書「神農本草経」では、根は嘔吐しやすくし、さまざまな毒素を取り除くとして推薦されている。

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