本学において、日建設計の山梨知彦さんの講演会が5106教室にて行われた。 講演では山梨氏の設計をするための手法を作品と照らし合わせて紹介して頂いた。 講演最中は叱咤されているような気になった。というのは、我々が建築を設計する時は様々な「事」「状況」を考えて、その事柄を建築に落とし込まないと行けない訳で、実際、考える事が山のように”ありすぎて”最適解の答えを出す前に、結局曖昧な状態のままの建築になってしまう。そんな建築にならない為には、建築の外側に蔓延る様々な事柄を統合するための 「ルール」「手法」が必要である。 山梨氏はBIMというツールを用いて設計を進める。 BIMとは簡単に言うと、一人じゃなくて皆で、二次元から建築を設計するのではなく三次元で、しかもシュミレーションも出来る。というツールである。先程も述べたように建築を設計する上では考える事が山ほどあるし、その考えた事を人にも伝達しなくてはならない、そんな非効率に見える様な行程を、もっと効率よく楽しく皆で設計しよう!という考えであり、良い建築を作るための一つ の手法としてBIMを使うのである。 「色々な事を考えているのに建築に落とし込めないのは手法が無いからである。もったいないよ」と叱られた。つもりでいる。
文責:修士課程1年 安澤、修士課程1年 狩原
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