SETSUREI Online

2006 No.6

更新日:2006年10月20日
  カテゴリ:SETSUREI Online

平成18年10月20日(金)18:30~21:00モントレ札幌において、平成18年度北海道工業大学との定期懇談会が行われました。

第9回 北海道工業大学・北海道工業大学同窓会 定期懇談会

平成18年10月20日(金)18:30~21:00モントレ札幌において、平成18年度北海道工業大学との定期懇談会が行われました。
 本年度は同窓会が主催であり、会議は予定の2倍の時間に渡って行われ、内容の濃い大変有意義な意見交換が行われました。
 定期懇談会の議事録を以下に掲載いたします。

第9回 北海道工業大学・北海道工業大学同窓会 定期懇談会(同窓会主催)議事録

日 時: 平成18年10月20日(金)18:30~21:00
場 所:ホテルモントレ札幌 2階 メイフェアホール
 
参加者:
・大学側(8名)
西 学長、木村(主)企画室長、住谷企画室主任、鈴木(和)企画室主任、
鈴木(康)企画室主任、佐々木企画室主任、新田企画課長、須藤企画係長
・同窓会側(9名)
小林会長、須合副会長、河野副会長、瀬尾副会長、小島副会長、山本函館支部事務局長、
河合常任幹事長、平元事務局長、細川会計

1.議事に先立って
 第9回目となる母校との定期懇談会が、本年度は同窓会の主催で開催され、母校支援に関わる同窓会事業に関して意見交換が行われた。
  議事に先立ち双方から代表者の挨拶等が次のように行われた。

1.1小林会長挨拶
 主催者代表として小林会長の挨拶があり、同窓会活動が益々活発化していることが紹介され、このような同窓会活動に関する在学生への啓蒙が大事になってきていることが述べられた。また、同窓会が支援している人工衛星HIT-Satの打ち上げが成功し、母校の広報に寄与できたことが述べられた。

1.2西学長挨拶
  大学代表として西学長のご挨拶があり、大学を取り巻く状況が説明され、新しい大学の体制について検討が進められていることが紹介された。また、全国にいる同窓生の日常の努力によって、北海道工業大学の評価が着実に上がっていると実感していることが述べられた。諸事情により整備が遅れている同窓生子女の入学に関する優遇策について、今後検討を進めていくことが述べられた。今年から始まった、大学祭に合わせた同窓生のHome Coming Dayが、これから続いて行くことへの期待が述べられた。

1.3参加者紹介
  参加者の紹介が河合常任幹事長および木村企画室長より行われた。

2.議 事

2.1同窓会活動報告および今後の活動方針
 同窓会から配付された資料に基づき、河合常任幹事長より「昨年度大学から要望された事項に対する、同窓会の取り組み」が報告された。また、「本年度の同窓会活動について、基本方針および重点事業について、活動の内容」が紹介された。

2.2 協議・検討事項の提示と討論
 同窓会から配付された資料「大学との協議・検討を希望する事項」に基づき小林会長が懸案事項の要旨を説明し、それに対する大学からの発言・回答が示され、必要に応じ参加者も議論に加わった。(内容の抜粋を、次に記す。)

1)同窓会子女に対する入試および入学の優遇制度について
西学長:
 多岐にわたる本学の現行の入試制度の中では、自己推薦入試の一部に同窓会子女入試が存在しており、両親や兄弟に同窓生や在学生がいる場合に適用されている。現行の制度では、同窓会が受験料に相当する金券を進呈している。一方、北海道薬科大学では、両親に同窓生がおり、かつ、受験者が北海道薬科大学を第一志望としていることが優遇制度の条件になっている。また、何名かに対し入学金を免除する制度を始めようとしている。再来年度の入試・入学にこのような優遇制度を組み入れるには、入試制度、公平な広報や原資の問題を検討する必要があるが、何らかの優遇制度の実現を計りたいと考えている。

2)在学生活動助成と夢プロジェクト(大学側助成)について
木村(主)企画室長:
 同窓会がクラブやグループに助成している内容に関しては、大学の行っている夢プロジェクトに近い内容になっているように伺える。学生自身が応募する際に、大学の助成か、あるいは同窓会の助成かという意識をしないで応募しているようであれば、支援の実態がうまく広報されているかを検討していく必要があるかもしれない。
西学長:
  同窓会の活動助成に関する広報(応募方法など)をしっかりする必要があるのではないか。(資料によると、助成制度を知っている一部の学生が、複数年に渡り応募し助成を受けている印象を受ける。)

3)地域懇話会
小林会長:
  新人の教職員の方々にも支部総会・懇親会などで同窓生と触れあう機会を持ってもらいたく、積極的に参加いただけるよう大学側からも働きかけて頂きたい。

4)ニセコ山荘について
木村(主)企画室長:
  施設の老朽化の問題等があり、見直さなくてはならないことがいくつか挙げられている。現在、学園の所有になっているニセコ山荘であるが、北海道工業大学(管理課)が費用を含め全面的に面倒を見ている状況にあり、早急に諸々の対応を検討していく必要がある。例えば、利用者負担による維持の仕方などを検討する時期にきている。
西学長:
  他大学が所有する山荘のような施設は、利用者の減少、施設の老朽化、資金(予算)の減少に伴い、大学から手放されてきている。本学においても、大学の収入(入学者数)との関係があり、難しい問題である。ニセコ山荘は、今すぐ閉鎖する必要があるほど老朽化は進んでおらず、維持するための補修によって利用を継続できる状態である。北大の例では、同窓生が愛着のある山小屋を労力奉仕により補修して維持しており、そのような活動があれば別の新たな展開も可能になるかもしれない。

5)その他
5-1)学園内設置校同窓会との連携
小林会長:
  今年度からの取り組みとして、学園内設置校同窓会の方々を同窓会総会にお招きした。これから交流を深めていければ、将来的には本学の学生のキャリア支援として機能する可能性がある。
5-2)同窓会活動への啓蒙促進
小林会長:
  在学生は同窓会に懐古的なイメージをもっているようだが、実際には活発な活動を続けている組織であることを知ってもらうために、同窓会活動について説明する機会を設けたい。また、新任教員に対しても同窓会活動について説明する機会を設けたい。大学の中でも、同窓会について取り上げて頂ければ有難い。
5-3)名簿精度の向上
小林会長:
  前述の啓蒙活動に関連するが、卒業したときには同窓会の地域支部に登録するのが当然、と思われるようにしたい。(現状では、卒業後の住所が判らなくなってしまう場合が多い。)
木村(主)企画室長:
  在学生は入学した時点で準会員であること、在学中に同窓会からの助成の機会があることなどを知ってもらう機会として、新入生や新任教員に対するオリエンテーションなどが考えられるが、その他にも、どのような形で啓蒙活動ができるか考えて行きたい。
小林会長:
  卒業生の卒業後の住所等を把握しており、また、同窓会(地域支部)への参加を促すことができるのが各ゼミの諸先生であるというのが実情であり、教職員の方々にご協力をお願いしたい。

6)懇親会・自由討論
 休憩を挟み、小島副会長の乾盃により会食・意見交換が行われた。
 ■山本函館支部事務局長より、函館支部の活動状況(教育実習生との懇親、異業種交流としてのつながり)が紹介された。
 ■木村企画室長より、大学側の窓口として企画室が同窓会との定期懇談会に参加してきた経緯などが振り返られ、今後、同窓会との連携を強めていくことの重要性が話された。
 ■山本函館支部事務局長より、地方からの同窓会子女に対する何らかの支援(たとえば、寮の設置)の要望が述べられた。寮などの環境は、集団生活の訓練、しつけ教育にも役立つ可能性がある。

7)閉会
 最後に木村企画室長のご挨拶を頂き、懇談会をお開きとした。

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