- 授業概要
- 授業の目的
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昨今の社会状況は非常に大きな変革期を迎えており、デフレ、消費低迷、生産活動の停滞、リストラ等、企業を取り巻く市場環境は急速に複雑化、多様化しています。このような状況を踏まえ、本講義の科目名は『経済学』ですが、より身近な組織(企業等)からの『経営学』寄りのアプローチにより、マネジメントの基礎理論と実際の事例に触れることで、企業、経済、社会について、加えてよい働き方や生き方とは何かを考え、自らの将来を現時点なりに見据えることを目的とします。
- 授業の方法
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基礎理論を理解するとともに、新聞・経済誌等を用いた「ケーススタディ」を併用することにより、経済並びにマネジメントに関する現実的な問題意識を醸成します。
- 達成目標
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目的を成し遂げるために必要な基礎理論を習得し、「自立」と「貢献」を果たすため、自らのマネジメントができるようになることを目標とします。
- キーワード
- 授業計画
- 第1週
- イントロダクション:まずは自らを分析してみよう。
- 第2週
- アカウンティングとコーポレートファイナンス
- 第3週
- 組織とは、経営戦略とは何か:ビジョンとドメイン
- 第4週
- 外部環境分析と内部環境分析
- 第5週
- 成長戦略と競争戦略
- 第6週
- マーケティング戦略
- 第7週
- テクノロジーマネジメント
- 第8週
- ネットワーク戦略
- 第9週
- ベンチャー企業と起業家精神
- 第10週
- モチベーションとリーダーシップ
- 第11週
- 地域企業の戦略
- 第12週
- 国際経営
- 第13週
- 非営利組織(NPO)のマネジメント
- 第14週
- 企業の社会的責任と社会貢献
- 第15週
- 期末課題レポートの提出を求め、定期試験は行いません。
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- 履修にあたっての留意点
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一方向な講義ではなく講義中の小レポートを含め、双方向な講義を目指します。ダイナミック(動的)な環境に対するマネジメントに、唯一の解というものはありません。各自、現在のおかれている状況から考えることが必要となります。マネジメントに必要なコミュニケーション能力を培うためにも、疑問に思ったことや自分の意見等の発言(とりあえず内容の質は問いません)を期待します。
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- 試験および成績評価の方法
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小レポート:出席兼(40%)、期末課題レポート(60%)、講義中の発言(+α)にて評価します。
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- 教科書・参考書等
- 教科書:「経営戦略」大滝・金井他(有斐閣)ISBN4-841-12025-0
- 参考書:「日経で学ぶ経営学の考え方」奥村・池尾(日本経済新聞社)ISBN4-532-31083-0
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