情報デザイン学科サイト内のページに関するローカルなお願い。
Webページを作成するにあたって心掛けたいことです。なるべく多くの人々に、気持ち良くページを見ていただくために、ほんの少しの気配りをしてみませんか。
- Webページを見ている人のコンピュータ環境は、それぞれ全く異なっていると考えられます。そのすべてに対応することは、かなり難しいことです。そこで、Webページを作成する側としては、最低限、どのようなことに注意すべきかを項目ごとに考えてみましょう。
- 画面の大きさの違い
- まず、見ている画面の大きさが違うということを認識しましょう。一般に、ノート型のコンピュータでは、画面の大きさも小さく、そこに表示される画素の数も少なくなっています。一般的なノート型の画面の大きさは、対角線の長さで、10型(10インチ、約25cm)から15型(15インチ、約38cm)くらいです。画素の数は、800×600から1280×1024くらいです。一方、デスクトップやタワー型のように、モニタが別になっているコンピュータでは、利用者がそれぞれの目的にあわせてモニタを選択していますから、その大きさも、かなり変化に富んだものとなっています。一般的な画面の大きさは、対角線の長さで、15型(15インチ、約38cm)から21型(21インチ、約53cm)くらいです。画素の数は、800×600から1600×1200くらいです。ちなみに、マルチメディア・ラボのモニタは20型(20インチ、約51cm)で、画素の数は、1680×1050です。
- 文字の大きさの違い
- たいていのブラウザには、表示文字の大きさを変える機能が備わっています。標準設定では、10ポイント(約14Q)くらいの文字が使われていますが、一行にたくさんの文字を表示したい人は、これを9や8に設定しているかも知れません。また逆に、大きな文字でゆったりと見たい人は、14ポイントくらいで見ているかも知れません。
- ブラウザの違い
- ブラウザというのは、Webページを見たり聞いたりするためのソフトウェアです。Webページは、基本的には、HTMLという言語で書かれていますが、様々な高度な技術が開発され、それに伴って、ブラウザも改良がすすめられています。しかし、すべての人が最新版のブラウザを使っているとは限りません。買った時のまま使い続けている人はかなり多いと思われます。すると、そのバージョンによって、特定の機能が動いたり動かなかったりします。また、画面上の見え方が異なることもあります。さらに状況を複雑にしているのは、ブラウザが独自に機能の拡張をしていることです。その独自の機能を使ったページは、そのブラウザでしか作成者の意図したようには、表示されません。
- このような状況のもとで、すべてのブラウザのすべてのバージョンに対応することは、かなり難しいことです。しかし、一般的に使われているであろう、Internet ExplorerとNetscapeNavigatorの最新版と、それぞれの過去のバージョンで正常に動作するかどうかを確認することは、最低限必要です。
- 障害を持った人への配慮
- 人は、程度の差はあれ誰でも障害を持つことになります。というと驚くかも知れませんが、生まれながらに様々な障害のある人もいれば、年令とともに、障害を持つということもあります。一般に、高齢になると、全身の運動機能が衰え、視力や聴力も衰えてきます。ですから、障害を持った人への配慮をするというのは、特定の人のために特別な配慮をするということではなく、広く多くの人に利用していただけるように配慮するということなのです。
- 総務省のウェブアクセシビリティ実証実験の成果をもとに、情報バリアフリーのための情報提供サイトが公開されています。みんなが使えるホームページの作り方は必ず御覧になって下さい。大変参考になります。
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