学生会館の設計(建築設計演習X - 演習課題) |
 ●講義・演習科目名
建築設計演習X、第二課題
●課題内容
北海道工業大学の学生らしい活動を支援するための複合施設を設計しなさい。1ヶ月程の期間、何らかの自活的なプロジェクト(ものづくり・ことおこし・トレーニングなど)に没頭できるような機能を持つ施設を、地下1階・地上4〜6階建て、延べ面積は6,000〜8,000u、構造耐力上安全な計画、災害時の安全避難に配慮、環境負荷低減に配慮して計画する。 |
●優秀作品
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タイトル:人を豊かにする空間
制作者氏名:高田 圭太(現在、佐藤ゼミ所属)
講評:体育競技室や工房のある活動棟に寄り添うような円弧形の宿泊棟を配置することで、異なる機能の施設を物理的に分離させつつも心理的距離を保つ配置である。また、動線が交錯する中継位置に中庭と開放スペースを配置することで、学生間に活動意欲につながる相互作用が生まれる空間を提案している。 |
作品コンセプト:アプローチは人の心理的な動線の形状とし、人を誘い込む緩やかな外構計画とした。内部空間に入ってきた動線は、円を描くように交錯した一本の動線となり、その動線に光を導くことで空間同士を心理的に近接させ、利用者間に切磋琢磨する習慣が生まれてくる。 |




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タイトル:人と人をつなぐ学生会館
制作者氏名:古里 樹市(現在、千葉ゼミ所属)
講評:体育競技室を半地下にすると共に、その両側に高さのある宿泊棟を配置することで、体育競技室への直射日光を避けることができ、宿泊室の自然換気も期待できる。また、体育競技室と宿泊棟を独立した構造体としているので振動対策にも配慮されている。日射や屋根への積雪を考慮した方位で配置すればより良き計画となる。 |
作品コンセプト:一般利用者も多くパブリックスペースとなる体育競技室や工房の施設を中央に半地下で配置し、その両側に騒音緩衝空間を挟んでプライベートスペースとなる宿泊棟を配置することで、明確な機能分離を図ると共に、宿泊室の採光通風を確保した。 |





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