2003 No.12
更新日:2004年03月18日
カテゴリ:SETSUREI Online
2003年度の同窓会や大学で行われたイベント、「平成15年度学位記授与式」の報告になります。
平成15年度学位記授与式
平成16年3月18日13:00より北海道厚生年金会館にて学位記授与式が行われ、工学部の機械工学科34期卒139名、経営工学科34期卒79名、電気工学科33期卒150名、応用電子工学科15期卒98名、土木工学科29期卒96名、建築工学科29期卒153名、学部総数715名(9月卒業者を含めると730名)、および大学院工学研究科の機械工学システム専攻博士課程8期修了2名、機械工学システム専攻修士課程11期修了9名、電気工学専攻修士課程13期修了7名、応用電子工学専攻修士課程13期修了12名、土木工学専攻修士課程11期修了5名、建築工学専攻修士課程13期修了9名、大学院総計44名に対し学位記が授与されました。
当日は、学位記授与式の後、15:00からホテルロイトン札幌にて大学協学会主催・同窓会後援の卒業祝賀会が開催されました。さらに、学科謝恩会やゼミ毎の打ち上げなどが開催され、卒業生らは4年間(5年以上の人もいますが)の勤勉を労いつつ、ほろ酔い気分で大学生活に終止符を打ち、ケジメを付けて新たな道を歩み始めました。
このWebページでは、卒業祝賀会なのにお酒が飲めない事情があったカメラマン(T.I.)の独断により、建築工学科の卒業生を対象とし、同窓会に関わる人々を中心に、学位記授与式の1日を写真でご紹介します。
1.大学全体の学位記授与式
1-1)式場の舞台
1-2)学士(工学)の学位記授与
建築工学科の総代は菅野真琴さん
1-3)修士(工学)の学位記授与
建築工学専攻の総代は中静仁平くん
1-4)同窓会長の祝辞
柴田学長の告辞に引き続き、小林敏道会長の祝辞がありました(会長が壇上で暫く沈黙・・・? その理由は、例年のように、卒業生が起立・礼をしないので躊躇したそうです)。
会長の祝辞:「新しい時代に翔けろ」
ご卒業おめでとうございます。ご卒業を迎える後輩の皆様に心よりお祝い申し上げます。同時に、北海道工業大学同窓会の一員となられることを、同窓会を代表いたしまして、歓迎申し上げます。
皆様は21世紀の幕開けの時代に、新時代を担う技術者として社会に出ることになります。世の中は価値観がどんどん変化し、混沌としておりますが、だからこそ、新しい世紀の幕開けに社会人となることを幸運と捉えてください。新しい時代を担う皆様には限りない可能性があると考えてください。日本の社会でも技術者の業績に対する評価が年々高いものになりつつあります。
昨年の大晦日にNHK紅白歌合戦で、ロボット(キュリオ)が曲名を紹介し、歌に合わせたダンスを披露していました。また、ノーベル賞級といわれている高輝度青色発光ダイオードの発明により、薄くて小さなカラーモニターが普及してきました。夢物語だったことが当たり前のものとなり、技術のすばらしさを改めて感じ、自分自身技術者であることに誇りさえ感じております。「夢を現実のものとする」そこには多くの苦しみもありますが、その中で楽しみを見つけながら、開発に成功してゆくものだと思います。皆様も是非、北海道工業大学で学んだ知識を糧に新たなる技術に挑戦し、技術者としての楽しみを見つけていただきたいと思います。その時に、北海道工業大学で生まれた様々な人との出会いと、大学で行われている研究が、きっと皆様の力となります。大学は卒業してから本当に力となるところ、卒業して終わりではありません、おおいに利用すべきところなのです。
私たちの学んだ北海道工業大学は、開学20周年を契機にすばらしい言葉を誕生させました。図書館正面に刻まれている「アブ アルト アド アルトム」という言葉です。日本語では「高きから高きへ、深きから深きへ」という意味です。「高きから高きへ」は、新しい時代を創り出すために高い理想を揚げること、「深きから深きへ」は、常に学ぶことを怠らないことだと、私なりに理解しております。皆様には、「高きから高きへ、深きから深きへ」の意味を噛み締め、これを合言葉に、それぞれの新しい社会で目標を高く揚げ、新しい時代に高く翔けることを期待しております。我々と一緒に北海道工業大学を盛り立てていきましょう。ご卒業を迎える後輩の皆様のご健勝と社会でのご活躍を祈念し、お祝いの言葉といたします。
2.学科別の学位記授与および各賞授与
2-1)会場の様子
卒業・修了おめでとう! 今日の笑顔と装いはとってもいいですね! ご父母も肩の荷が下りてホッとした感じで嬉しそう!
登坂学生部長、菅原親交会会長、小林同窓会会長、市呂同窓会副会長
応用電子工学科の清水幹事、北間幹事、菅原幹事、有澤幹事と学科の先生・学生
応用電子工学科の三澤幹事とゼミ生たち
建築工学科の飯田ゼミ
2-2)卒業・修了生へ学位記授与
苫米地主任教授より一人一人へ授与、協学会からの記念品はシステム手帳でした。
建築工学科の西ゼミ
建築工学科の大垣ゼミ
建築工学科の武田ゼミ
建築工学科の住谷ゼミ
2-3)各賞授与
左写真は建築学会道支部優秀学生賞の松居望くん(北大大学院へ行っても頑張って下さい)、右写真は空気調和衛生工学会学生賞の油木恒三くん(苦学生の鑑、自費での卒業、心からおめでとう!良く頑張ったね!)。
2-4)同窓会奨励賞の受賞者
左写真は経営工学科の早川智昭くん、右写真は建築工学科の石井孝典くん、賞品はノートパソコン用バッグでした。
2-5)倉原先生の退職挨拶
4月から岩手県立大学に勤務されることになった倉原先生から卒業生に対する挨拶がありました。平成4年から勤められた倉原先生は、手稲区をはじめ、道内各地において「住民参加型まちづくり」を実践して来られました。倉原先生、12年間ありがとうございました。岩手に行かれてもお元気で!
3.卒業祝賀会
3-1)乾杯!!
ご発声は親交会会長の菅原範明様
3-2)各テーブル1
左上写真は登坂学生部長、菅原親交会会長、小林同窓会会長、市呂同窓会副会長。右上写真は応用電子工学科の清水幹事、北間幹事、菅原幹事、有澤幹事と学科の先生・学生。左下写真は応用電子工学科の三澤幹事とゼミ生たち。右下写真は建築工学科の飯田ゼミ。
3-3)各テーブル2
3-4)各テーブル3
左上写真は総合教育研究部の先生たち。右上写真は事務局職員たち(右から2番目は斎藤幹事、2年間同窓会会報「雪嶺」の編集など、大変お疲れさまでした。4月から薬科大学へ行っても同窓会室には来て下さい)。左下写真はご父母と歓談する丸山学長補佐(大学は卒業生も支援します・・・)。右下写真はご父母たち(4年間有り難うございました。今後も卒業生たちを温かく見守って下さい)。
3-5)仲良しツーショット!
写真は鈴木幹事と小松先生、右写真は石田幹事と川端幹事(ネクタイが良く似ています! 情報デザインの二人は色違いのレジメンタル、社会基盤は黄色系のお揃い、ネクタイも学問に関係するのでしょうか?)
3-6)交例ビンゴ大会
柴田学長抽選の1等賞は経営工学科の卒業生でした。経営工学科は、学科再編により、今回が最後の卒業生となりますが、昭和46年3月卒1期生から今回卒34期生までの卒業生総数は4,528名に達しました。
3-7)チアリーダー演技
卒業祝賀会で最も盛り上がるプログラム、HITを胸に付けた工大チアリーダーがエネルギッシュ&スマイルで卒業生への餞の演技を行いました。右下写真のように、この演技のときはステージ前に群衆が押し寄せ、思い思いにチアリーダーとの楽しいひとときを過ごしておりました。
3-8)全学応援団の演舞
華やかなチアリーダー演技に続いて、工大男児たる応援団による演舞が行われ、団長の北畠弘晶くんから卒業生へエールが送られました。
3-9)終宴の挨拶
同窓会副会長の市呂純一(経営6期卒)から卒業生に対するメッセージが伝えられ、終宴の乾杯をもって祝賀会を終了しました。また、学位記授与式から卒業祝賀会までを音楽でサポートして下さったサニーフールズジャズオーケストラの方々、大変お疲れさまでした。
4.建築工学科謝恩会
4-1)会場の様子
卒業祝賀会の後、同窓会建築支部長の伊達さん(6期卒)が内装を設計した「AQUA」にて、建築工学科の謝恩会が開催されました。謝恩会には、柴田学長や小林同窓会長も参加し、ほぼ全員の卒業生・教員が参加しました。
はじめに、この日を迎えることなく1/3にご逝去された故 坂原弘也教授への黙祷を捧げ、苫米地主任教授からの挨拶があり、柴田学長による乾杯で謝恩会が始まりました。
4-2)伊東ゼミと谷口ゼミ
伊東常任幹事長のゼミ生
谷口事務局長のゼミ生
50歳笑顔?の小林会長
4-3)ビデオレター&学科メモリアルスライドショー
ゼミ毎に先生への御礼を込めた学生制作のビデオレターが上映されました。また、今回が建築工学科最後の卒業式となることもあり、建築工学科創設期から現在までの29年間の思い出映像が上映されました。先生たちの若かりし頃の写真や70年代ファッションの学生写真などもあり、先生たちは懐かしさと恥ずかしさを味わっておりました。
4-4)記念品の贈呈
全教員がステージ上に並べられ、各ゼミ代表者から花束、寄せ書き色紙およびビデオレターCD-ROMが贈呈されました(武田先生! なぜお一人だけお酒持参?)。
4-5)学科を去る先生の挨拶
建築工学科の学科創設期から勤められた大垣先生とその数年後から勤められた住谷先生は、今回、建築工学科(建築学科)における最後の卒業生を送り出し、次年度からは環境デザイン学科から卒業生を出すことになりました。二十数年間に渡って建築工学科の計画系教育を担当され、常に学科(大学?)をリードする存在として学生指導をされておりましたお二人の挨拶からは、古き良き時代の終焉と新たな時代の始まりを実感させられるものでした。大垣先生、住谷先生、新学科においてもご活躍されますことをお祈り申し上げます(大垣先生、泣かないで!)
4-6)謝恩会を終えて
建築工学科最後に相応しい内容の謝恩会でした。その謝恩会は大学院へ進学される4年生が主になって企画したそうですが、その準備には相当の時間を費やしていると感じました。カメラマンからも実行委員の方々に心から御礼申し上げます。
謝恩会の後は、各ゼミに分かれてネオン街へ、3次会、4次会・・・。
3次会以降では、先生へのネクタイやお酒のプレゼント、卒業生への名刺入れのプレゼント、卒業ソングのカラオケ合唱、愛の告白? などなど・・・
5.おわりに
先生たちにとって1年間で最も幸せで、最も寂しい1日は、このようにして過ぎ去りました。
卒業生らも、4月からは全国各地で新たなスタートを切ることと思いますが、「若さに勝るものはない」ことも多分にありますので、向こう10年程は、失敗を恐れることなく、チャレンジを重ねて成長して下さい。
今回の殆どの卒業生(会費納入者)は、3/19より同窓会の正会員となりますので、赴任先の住所が決まりましたら、雪嶺informationの異動ハガキや同窓会ホームページにて現住所を届け出て下さい。同窓会の会報「雪嶺」(同窓会情報や大学発行ニュースレター1年分が掲載)を郵送いたします。また、同窓会には13の地域支部があり、各地域における異業種の親睦もでき、仕事上の良き支えになってくれる先輩も沢山おりますので、気軽に赴任地の地域支部へ参加して下さることをお願いします。
開学後37年を経た北海道工業大学の発展は、教育・研究・学生活動の充実は勿論ですが、卒業生の活躍に委ねられるところも大きいことを認識し、「HIT」をゼッケンとして大きく胸を張り、それぞれの人生を楽しまれることを願っております。