- 授業概要
- 授業の目的
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人間生活の基本である健康や体力および身体運動に関する知識を学ぶとともに、これらを積極的に高めていく態度や能力を養います。健康に関する諸問題や身体運動の意義を科学的に理解することは、現在の学生生活には必要不可欠であります。また、将来の社会生活における健全な生活実践へ向けて、望ましい健康観を確立し、豊かで充実したライフスタイルを目指す知識を習得することを目的としています。
- 授業の方法
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現実の事例を多く取り上げ興味と関心を持たせながら授業をすすめます。授業の進展に応じて課題レポートの提出や小テストを実施します。また視聴覚教材を利用して理解を深めます。
- 達成目標
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下記のキーワードの理解から、生涯にわたって学生生活を健康的により豊かにするための具体的な方法についての知識を得ることを目標とします。
- キーワード
- 健康、体力、栄養、生活習慣病、運動不足、筋肉、血液、神経、トレーニング方法
- 授業計画
- 第1週
- 授業計画書により科目の基礎的概念を解説。
- 第2週
- 健康観の変遷、WHO 憲章。疾病構造の変化。
- 第3週
- 現代生活と健康阻害因子。生活習慣病と運動不足。走行運動と健康。
- 第4週
- 自己の体力分析。学生生活に必要な体力とは。
- 第5週
- 循環機能と自律神経の関係。血管と自律神経。
- 第6週
- 血液と健康。赤血球と健康。白血球・リンパの働き。
- 第7週
- 有酸素エネルギーと無酸素エネルギー。エネルギー発想の機序。
- 第8週
- 最大酸素摂取量と健康。心拍数から見た運動強度。
- 第9週
- 筋肉・骨と運動。ベットレストテスト。
- 第10週
- ウイルスと免疫。インフルエンザ。自然治癒の能力。
- 第11週
- ウイルスとエイズ。ヘルパーT細胞の働き。
- 第12週
- スポーツ生涯とその予防。応急処置。救急処置法。
- 第13週
- 科学的トレーニング理論。筋力トレーニング。
- 第14週
- 持久力トレーニング。オールランドな体力向上のトレーニング。
- 第15週
- 期末試験
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- 履修にあたっての留意点
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健康科学を学習する前提条件として最も重要なことは、自らの心身の営みである生命現象を自己の責任において「より健やかに」そして「よりよく生きる」ための精神を養い育てていくことにあります。授業の理解を深めるために小テストや質問を行い平常点とするので、予習と復習を励行してください。
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- 試験および成績評価の方法
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試験(80点)、レポート(10点)、小テスト(10点)などを総合的に勘案して評価します。
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- 教科書・参考書等
- 教科書:使用しません。必要に応じて要点をプリントして配布します。
- 参考書:授業の項目によっては図書館で調べてください。
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