- 授業概要
- 授業の目的
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経営システム、社会システム、および一般工学システムにおいてこれらをどのように運用するかの意思決定を行う必要があります。このためには科学的な方法や技法を用いてシステムの運用の最適化を求め、意思決定に対して有益な支援を行うことが重要です。本講義は上記の科学的手法の理論と技法を学習し、実際の問題に適用する能力を養うことを目的とします。
- 授業の方法
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講義は、プロジェクターを使用した講義形式で行い、必要に応じて資料が配布されます。
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講義内容の理解を深めるために演習問題を通して、具体的に学習内容の確認を行います。
- 達成目標
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企業における経営上の計画問題の解決などに広く応用されている科学的手法を、次のような専門用語をキーワードとして学び、代表的な手法の概念を理解することを第一達成目標とし、さらに応用能力を身に付けることを第二の目標とします。
- キーワード
- 不等式、領域、連立不等式、非負条件、モデル化、制約条件式、目的関数、基底解、最適解、スラック変数、シンプレックス法、定期発注法、発注点法、安全在庫、調達期間、経済的発注量、ABC分析、待ち行列
- 授業計画
- 第1週
- オペレーションズ・リサーチとは
- 第2週
- 線形計画法の概要・不等式とその領域
- 第3週
- 線形計画法の図による解法
- 第4週
- シンプレックス法による解法
- 第5週
- 3変数以上の線形計画法による解法
- 第6週
- 最終シンプレックス表の見方
- 第7週
- 中間試験
- 第8週
- 在庫管理とは、在庫管理の種類、ABC分析
- 第9週
- 安全在庫を考慮した発注点法
- 第10週
- 安全在庫を考慮した定期発注法
- 第11週
- 待ち行列とは、待ち行列の種類
- 第12週
- M/M/1(∞)モデルの平衡方程式とその解
- 第13週
- M/M/s(∞)モデルの平衡方程式とその解
- 第14週
- M/M/s(∞)モデルの特徴
- 第15週
- 期末定期試験
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- 履修にあたっての留意点
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講義内容に沿った演習問題を出題しているので毎回出席して内容の理解に努めてください。
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- 試験および成績評価の方法
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定期試験では理論と技法の基本を的確に理解・把握しているか、また応用能力をどの位身につけたかを試験します。成績評価は、中間試験・定期試験・レポート提出・出席状況の総合で行います。
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- 教科書・参考書等
- 教科書:「ORの基礎」平井 利明・横田 雅利 共著(ムイスリ出版)
- 参考書:特になし
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