- 授業概要
- 授業の目的
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情報ネットワークを構築または利用する上で基礎となる諸概念について階層化アーキテクチャに沿って学ぶ。特にLANやインターネットで利用されているTCP/IPを詳しく学び、電子メールやWWWなどの主要アプリケーションの仕組みを理解するとともに、暗号と情報セキュリティの基礎を習得することを目的とする。
- 授業の方法
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講義は原則として通常の講義方式をとり、主にプロジェクターを使用して進められる。また、必要に応じて資料が配布される。
- 達成目標
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情報技術と通信技術は、それぞれ個別に発展してきたが、1969年に米国で誕生して現在のインターネットの元になったARPENETとともに、それらはコンピュータネットワークとして融合されました。通信の基礎や、ISOのOSIモデルに沿った基礎知識は、情報化社会で技術者として活躍するには不可欠です。そこで、次のような専門用語をキーワードとしてその概念を理解することをその概念を理解することを第一達成目標とし、さらに、プロトコルレベルからインターネットを深く理解することを第二の目標とします。
- キーワード
- コンピュータネットワーク、インターネット、符号化、データ伝送方式、OSI参照モデル、TCP/IPプロトコル、ネットワークセキュリティ、ネットワークアプリケーション
- 授業計画
- 第1週
- 講義の概要説明
- 第2週
- コンピュータネットワーク
- 第3週
- 信号の基礎
- 第4週
- 情報の符号化
- 第5週
- データ伝送方式
- 第6週
- 交換方式
- 第7週
- OSI参照モデル
- 第8週
- LAN
- 第9週
- TCP/IPプロトコル
- 第10週
- トランスポート層
- 第11週
- アプリケーション層
- 第12週
- ネットワークセキュリティ
- 第13週
- ファイアウォール
- 第14週
- ネットワークアプリケーション
- 第15週
- 期末定期試験
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- 履修にあたっての留意点
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関連科目は、「インターネット基礎」、「ネットワーク社会学」であり、本講義を受講するに当たっては、それらの科目を履修していることが望ましい。オフィス・アワーについては、初回の講義時にアナウンスする。
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- 試験および成績評価の方法
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成績の評価は、出席状況および講義中に適宜行う小テスト(40点)および定期試験(60点)により総合的に行う。
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- 教科書・参考書等
- 教科書:「通信とネットワークの基礎知識」森本 喜一郎 著(昭晃堂)
- 参考書:「データ通信」池田 克夫 著(昭晃堂)、「コンピュータネットワーク入門」白鳥 則郎・高橋 薫 共著(森北出版)
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