- 授業概要
- 授業の目的
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インターネットをうまく利用していくための知識や技術、例えばネッ トワークの仕組みや構成、基本的な技術、セキュリティや利用のためのマナー(ネチケット)について学ぶことを目的とします。
- 授業の方法
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講義は、主にプロジェクターを使用した通常の講義形式で進めてゆきます。講義で説明した内容は、各自所有のノートPCを使用して実際に演習し確認することも必要に応じて随時行います。毎回必ずパソコンを持参してください。最初にインターネットの歴史や概要および基礎的知識から学び、次にインターネット上で提供されている幾つかの代表的な機能(サービス)のそれぞれについて機能や知識、および利用方法を学びます。最初に、ネチケットなどを学びます。全体を通して(ほぼ毎回)、ノートPCでの操作を行います。
- 達成目標
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インターネットの知識や技術を知ることにより、効率的な利用や運用、適切な情報デザイン、迅速なトラブル対応に役立てることができます。そこで、第一の達成目標は次のキーワードのような知識や技術を理解することとし、第二の達成目標はそれらを前提としてインターネットを上手く効率的に利用できる基礎的なスキルを修得することを目標とします。
- キーワード
- インターネット、イントラネット、エクストラネット、携帯端末通信、ISDN、ADSL、LAN、IPアドレス、ドメイン名、DNS、プロキシーサーバ、電子メール、メーリングリスト、電子掲示板、SMTP、POP、Java、データ圧縮、暗号化、電子透かし、デジタル署名、セキュリティ、ファイアウォール、フィルタリング、ハッキング、コンピュータウィル ス、ネチケット、不正アクセス禁止法
- 授業計画
- 第1週
- 講義の概要説明
- 第2週
- インターネットの基礎1(インターネットとは, WorldWideWeb, 電子メール)
- 第3週
- インターネットの基礎2(ネチケット, ネットワークの分類, インターネットの歴史, 伝送方式)
- 第4週
- Webシステムの基礎知識1(ドメイン名とDNS, IPアドレス, HTML,ブラウザ, スクリプト)
- 第5週
- Webシステムの基礎知識2(フレーム, CGI, フォーム, クッキー, TCP/IP, HTTP, 暗号化, 電子署名, SSL)
- 第6週
- 次世代のインターネット1(ブロードバンドとは, ADSL, FTTH,CATV, LAN/無線LAN)
- 第7週
- 次世代のインターネット2(イーサネット, ストリーミング, IPv4/IPv6)
- 第8週
- ウィルスとハッキング1(システムハッキング, ネットワークハッキング, コンピュータウィルス, ワーム)
- 第9週
- ウィルスとハッキング2(セキュリティホール, DoS攻撃, バッファオーバフロー攻撃)
- 第10週
- インターネットセキュリティ対策1(セキュリティポリシー, ファイアウォール, IDS, 電子透かし)
- 第11週
- インターネットセキュリティ対策2(VPN, セキュリティ対策)
- 第12週
- Webサイトを作るための技術1(Java, XML, サーバーサイドスクリプト, ASP)
- 第13週
- Webサイトを作るための技術2(Microsoft.NET, 音声と動画の圧縮技術, WebDB)
- 第14週
- サイト構築法/ローケーション(Webシステム構成, ロードバランシング, ホスティング)
- 第15週
- 定期試験
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- 履修にあたっての留意点
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本科目を受講するにあたっては「コンピュータ・リテラシー1」「ネットワーク社会学」を履修していることが望ましい。
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- 試験および成績評価の方法
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出席と演習(40点): 全体の3分の2以上出席し、かつ 演習課題を完成し提出してください。
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定 期 試 験(60点) : 50%(30点以上)得点しなければ不可とします。
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これらの合計点で評価します。
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- 教科書・参考書等
- 教科書:「超図解ビジネスIT最新インターネットテクノロジー&セキュリティ」ワイツープロジェクト著(エクスメディア)
- 参考書:「2003春 予想問題集初級シスアド」アイテック情報技術教育 研究所著(アイテック)「ROM付初級シスアドスーパー合格本 2003春」三輪幸市 著(秀和システム)
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