- 授業概要
- 授業の目的
-
人間とコンピュータとの接点におけるインターラクションを円滑にすることがヒューマン・インターフェース設計の主要な目的である。人間とコンピュータとの適合を図るため、人間の諸特性を考慮したインターフェースの設計、考え方が重要となる。本講義では、コンピュータシステムやソフトウェアのユーザインターフェイス設計の基本的な考え方について学ぶ。
- 授業の方法
-
基本的な知識を学ぶため配布資料を用いた講義が主体となるが、種々のプレゼンテーション方法を用いて学習能力を高め、課題によってはレポートを作成する。
- 達成目標
-
人間とコンピュータとのインターラクションについて理解を深めると同時に、人間の諸特性を把握し、ヒューマン・インターフェース設計の基本的な考え方およびその留意点を理解することを目標とする。
- キーワード
- 認知特性、情報処理特性、インターラクション、ヒューマン・エラー、ユーザビリティー
- 授業計画
- 第1週
- 授業のすすめ方
- 第2週
- ヒューマン・インターフェースの概要(教科書:第1章)
- 第3週
- 入力装置のインターフェース(教科書:第2章)
- 第4週
- 表示装置のインターフェース(教科書:第2章)
- 第5週
- 人間とコンピュータの対話方法(教科書:第3章)
- 第6週
- ソフトウェアの設計(教科書:第4章)
- 第7週
- 認知特性とインターフェース(教科書:第5・6章)
- 第8週
- システム操作とヒューマン・エラー(教科書:第8章)
- 第9週
- システム操作と疲労・ストレス(教科書:第9章)
- 第10週
- ヒューマン・インターフェースの評価(教科書:第10章)
- 第11週
- システム操作と安全性・信頼性(教科書:第10章)
- 第12週
- ユーザビリティー(資料配布)
- 第13週
- 感性とインターフェース(資料配布)
- 第14週
- 快適なオフィス環境(資料配布)
- 第15週
- 期末定期試験
-
- 履修にあたっての留意点
-
授業への出席を重視し、授業によっては資料を配布し、演習を行うことがある。
また、「人間工学」の講義とも関係が深いので、同時に履修することが望ましい。
-
- 試験および成績評価の方法
-
基本的には定期試験によって評価するが、出席状況(10%)をも考慮する。
-
- 教科書・参考書等
- 教科書:「ヒューマン・インターフェイスの基礎と応用」村田 厚生著(日本出版サービス)
- 参考書:「ヒューマンインターフェイス」田村 博著(オーム社)
|