研究生日記
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2013/12/30

Guten Tag ! Wie geht's ?
この時期こちらは札幌より暖かいようで,
最高気温は10度いきませんが,
最低気温も氷点下にはならず,雪も降りません。
ただ,日の出が8時半過ぎ,日没は16時頃と,
日がとても短く寂しいです。


12/11 7:59の家のそばの朝市。まだあたりは真っ暗。

12/15に,デュッセルドルフ旧市街のクリスマスマーケットに
行ってきました。結構有名で規模が大きいらしく,
他の街からも客が来るようで,とても賑わってました。

 

 
左:巨大クリスマスツリー。右:ランタン屋。

 
左:キリスト生誕の木像。「O Magnum Mysterium」の描写
そのまま。右:メリーゴーランドのような回転電飾。
下はGluhwein屋。サンタ帽かぶっている人が一杯いた。

 

 

 
各種屋台もいっぱい。

 
左:そこら中で売ってるGluhwein(ホットワイン)。
暖めている分アルコールが飛んで飲みやすいかと思いきや,
砂糖をラム酒でフランベしながら加えていくので,
実はワインより甘く,アルコール度数も高い。
値段は2〜3ユーロ+カップ代2〜3ユーロ。
カップを返すとその分のお金は戻ってくるが,
記念にカップを持ち帰る人もいる。
右:Eierpunch。「Ei」は卵。やはりそこら中で売っているので
買ってみた。ミルクセーキ風ドイツ版卵酒といったところか。
これもラム酒がかなり入っており,Gluhweinよりさらに
アルコール度数が高い。ほとんど飲めなかった。


期間限定で巨大観覧車も登場。大人7ユーロ。子供4ユーロ。
乗ってみたら3周もした。どうやって周回数管理してるんだろう。

「クリスマスマーケット」と言いながら,クリスマス前に終了します。
デュッセルドルフの場合は12/23が最終日でした。
Frank先生に聞いたところ,12/24は皆家で家族と過ごすそうで,
親戚等が集まったりすることも多いとか。
日本で言う大晦日や正月の感覚なのかもしれません。

こちらはクリスマス休みは長い(今年は12/21〜)のですが,
その分新年は1/2から普通に仕事です。
1/1は,随所の教会でパイプオルガン鳴りまくりなので,
どこかに聴きに行ってみようかと思ってます。

気がつけば,今年もあと残すところ1日です。
4月から,あっという間にドイツでの9ヶ月が過ぎましたが,
多くの代え難い経験をすることができました。
支えていただいた皆さんに感謝します。
残り3ヶ月のドイツ滞在も,実りあるものになるよう,そして
来年も良い年になるよう,マイペースで頑張っていきましょう。
今年は年賀状も失礼させていただきますが,御容赦下さい。

皆さん良いお年を。Guten Rutsch ins neue Jahr !



2013/12/15

Guten Tag ! Wie geht's ?
朝晩寒くなってきました。
朝は路上に薄氷が張っていたりしますが,雪は降りません。


ラスベガスレポートその2です。
まずは前回紹介しきれなかった無料ショーの続きから。

 
最初の無料ショーと言われるミラージュの火山噴火ショー。
炎の熱気が来る。大迫力。上演は1時間に1度。

 
フォーラム・ショップスのアトランティスショー。動きがリアル。
火の神と水の神による後継者争い。という話だったと思うが,
英語力不足につき詳細不明(笑)。

 
フリーモント・ストリートの電飾ショー。1時間に1度,
ダウンタウンのアーケードが一斉に照明を落とし,
天井が長さ450mの世界最大のスクリーンとなって
音楽と映像が流れる。大迫力。

先週紹介した分も合わせ,写真では迫力が伝わらないです。
どれも一見の価値ありですので,訪れた際は是非。
全自動上演のショーは,いずれもスケールが圧倒的で,
人間の技術と欲望の粋を観るようで面白いですが,
個人的にはサーカスショーが良かったですね。
失敗するかもしれない人間のライブパフォーマンスは迫力が
ありました。ステージはカジノの中央に設置されているので,
次のショーまでの時間をペニースロットで遊びつつ待ち,
結局4回も観てしまいました(内容は毎回変わります)。

他に面白かったところとして,コカコーラ専門の土産屋。

 
その名も「Enerything Coca Cola」。コーラグッズが並ぶ。

 
そこで売ってた世界のファンタ飲み比べセットの
「around the world tray」(右)。左はメニュー。16杯$7。
高いのか安いのかわからない。日本やドイツのもあった。

千葉大の先生と2人がかりで挑戦しましたが,飲みきれません
でした。確かに量も多いのですが,ほとんどが美味しくない。

 
M&M's World。チョコレート以外にもグッズも満載。
好きな色のM&M'sを好きなだけ買える(左)。
好きな文字(18文字×4種)をチョコレートに印刷できる
「Personalized M&M's Station」(右)。$20もかかるが人気。
子供の名前入りチョコレートを作ってお土産にしたら受けた。

ラスベガスで一番美味しかったのは,Lawry'sのプライムリブ。
プライムリブとは,スパイスを塗った骨付き牛塊肉を長時間
かけて焼いた,アメリカンスタイルのローストビーフです。
専門店のLawry'sはアメリカ国内に4店舗,国外に6店舗。
日本にも東京と大阪に店舗があるそうです。

アメリカ西部の牛は,牧舎も無い広大な牧場で
野生に近い状態で育つので,脂身も少なく,ステーキよりも
プライムリブの方が断然美味しく食べられるそうです。

 
目の前で仕上げてくれるSpinning Bowl Salad(左)。
サラダを食べ終わるのを見計らってプライムリブ登場(右)。
肉の量と切る場所を指示する。外側に近いほどウェルダン,
内側に近いほどレアになる。

 
標準だと言われて頼んだ「Lawry Cut」のミディアム(左)。
10 oz (283g)らしいが,500g位ありそう。厚み約3cm。日本は
焼く前,アメリカは焼いた後の重さで示すから違うと言うが,
本当か? 右の写真でその巨大さがわかるだろうか?

値段は肉の大きさ,付け合わせ,飲物によって異なりますが,
チップ込みで$50〜70くらい。決して安くはないですが,
日本で食べるより2割くらいお得な価格のようです。
昨年アナハイムで佐藤君と有名専門店でステーキを喰いました
(こちらの方が高かった)が,Lawry'sの方が美味しかったです。
ホテルから徒歩圏内ということもあり,滞在中2度行きました。

折角の機会なので,グランドキャニオンとデスバレーにも
足を伸ばしました。共に陸路で行きましたが,潔いほど何もない
アメリカ西部の砂漠と大地と自然の雄大さを実感しました。

全てが人間の手によるラスベガスとは対照的で,
言葉で言い得ぬほど素晴らしい大自然でした。
写真も合わせて400枚近く撮りましたが,後で観てみると,
実際に見た景色に遠く及ばないので,
日記に書くのは止めておきます。
機会があれば皆さんも訪れてみて下さい。

カジノの話はどうしたという声が聞こえてきそうですが,
嗜む程度にやってきました。お金も度胸も英語力も無いので,
語学力も戦術も要らないスロットマシーンだけでしたが。

カジノ内は撮影禁止なので(こちらはばっちり撮影されている
ようですが)写真はありませんが,遠くからこっそり写した1枚を。


ベラージョのカジノ。10000m2を超える広大さ。
大抵のホテルにはこのクラスのカジノが併設されている。
ホテルに入ればいきなりカジノ。というホテルが多く,
フロントに辿り着く前に必ず一通りカジノを眺めることになる。

カジノ内はアルコールも含め,飲物が無料です。
「Cocktail〜」と言いながら歩いているバニーのお姉さんに
注文すれば何でも持ってきてくれます(チップは要ります)。

スロットマシーンは実に種類がたくさんあります。
細かい説明は避けますが,通常の場所(High limit area以外)
にあるのは,1セント〜$1のスロットマシーンです。
私は10セントスロットまでしか手を出しませんでしたが,
それでも順当に(?)負けると,2分くらいで$10なくなります。
逆に言えば,ペニー(1セント)スロット(の中でも地味なもの)は
ほとんど勝てなくても$10で20分くらいは遊べるわけで,
まあ,飲み物代といったところでしょうか。

金持ちの顔して,恐る恐るHigh limit areaにも入ってみました。
minimum bet $100,maximum bet $10,000のブラックジャックを
老紳士がプレイしていましたが,私が通り過ぎる1分足らずの
間に,2ゲーム負けていました(賭金はわかりません)。


空港の搭乗待合室の脇にあるカジノコーナー。

結論としては,ラスベガスは大人が陽気に金を使う街ですね。
ショーと観光と食費で,私も10日間で$1,000以上散財しました
(カジノでは散財していません。微勝です(笑))。倹約せねば。

来週末からクリスマス休みなので,ベルリンとチェコのプラハ
に家族で旅行に行く予定です。来週の日記はお休みします。
今回の日記が2回分の分量ありますので御容赦を(笑)。



2013/12/9

Hello ! How are you ?
現在ラスベガスからロンドンに向けて,大西洋の上空
高度11200mを順調に飛行中です。
前回の日記に書いた通り,Thermec2013に参加するため
10日間ラスベガスにおりました。
まあ,とりあえず国際会議の話はおいておきます(笑)。


「fabulous」という言葉が相応しい街

もともとは砂漠の小さな街でしたが,フーバーダム建設当時,
労働者の住んでいた街が酒も賭博も禁じられていたため,
労働者が娯楽目的で集まってきたのが現在のラスベガスの
始まりだそうです。日中はまあ普通と言えば普通の街ですが,

 
左:泊まったホテルの前の景色。高級ホテルが建ち並ぶ。
右:御世話になったホテルの隣の7-11(ドイツには無い)。

夜は実にクレイジーな街になります。

 
左:常に人の絶えない交差点「フォー・コーナー」。
右:エッフェル塔。$15で上まで登れる。

 
どんなに晴れた日でもラスベガスから星は見えない。
右:ビルから突き出る巨大ハーレー・ダビッドソン。

 
自由の女神(左)とベネチアの橋(右)。もはや何でもアリ。

 
ストリートパフォーマーもいっぱい。夜中でも治安は良い。

 
トランスフォーマーやマイケルもいた。

ラスベガスはショービジネスの街でもあります。
シルク・ド・ソレイユが有名ですが,ラスベガスのシルクの
常設ショーは,舞台も役者も地方巡業のそれとは比較に
ならないほど素晴らしいとのことです。

私はシルクのショーを観たことはありませんでしたが,
またとない機会なので,一番人気の「O」と,最も歴史ある
「MYSTERE」を観てきました。両方とも感動しました。

ショーは撮影禁止なので残念ながら写真はありませんが,
これまでに観たオペラや,マジックショーや,劇団四季の
ミュージカルや,キグレ大サーカスのどれとも違う。
基本的には人間離れした体術によるパフォーマンスなので,
敢えて言うならサーカスに近いかもしれませんが,
シーンに合わせて奏でられる音楽も歌も「生」なので,
圧倒的なライブの迫力がありました。
2014年2月に日本にもまた来るようですね。

シルクのショーは$100〜$200と高いですが,ラスベガスでは
随所で無料のショーもやってます。これが侮れないレベル。

 
一番人気のベラージョの噴水ショー。15分間隔で上演される。
40以上の曲に合わせたパターンがあり,ランダムで上演。
大迫力。最前方で観てるとずぶ濡れになる。夏はいいかも。

 
サーカス・サーカスのサーカスショー。綱渡り,空中ブランコ。

 
写真で見たら腹筋割れてる。

 
机回し(?)。このお姉さん,身のこなしもとても軽やか。

間もなくロンドンに着くので,続きは次回に。
アメリカ日記になりますが,御愛嬌と言うことで(笑)。



2013/11/24

Guten Tag ! Wie geht's ?
まだ11月ですが,先週デュッセルドルフ市内の
クリスマスマーケットがオープンしました。
まだ行っていませんが,行ったら日記に書きます。


デパートの前にLED搭載巨大クリスマスツリー出現。

 
ホットワイン(Gluhwein)を売ってたので買ってみた。3ユーロ。

昨日(11/23)はFrank先生の家に招待され,
家族で御邪魔してきました。
私同様Frank先生に御指導いただいている
中国の博士課程の学生と,Martin先生も一緒です。

 
夕食はみんなでラクレット。金属製の小皿の上に肉,野菜,
果物など好きな具材を乗せ,最後にラクレットチーズを
乗せて専用の調理器で焼き,ジャガイモの上にかけて食べる。

初体験のラクレットでしたが,大変美味しかったです。
とても楽しいひとときでした。ありがとうございました。

11/16に,子供の七五三に行ってきました。
「恵光寺」という寺までデュッセルドルフにあります。


寺の庭は日本庭園になっており,紅葉が大変美しかった。

寺での七五三というのも初体験でした。
三奉請(さんぶじょう)というお経(?)を,参列者も導師に続いて
唱えたのですが,配られた資料は三奉請の楽譜でした。
お経なので,楽譜の範疇では微妙な音程等はもちろん
表現しきれませんが,なるほど,確かにこれなら国籍問わず
誰でもある程度お経を唱えることができそうです。
教会の賛美歌集に似ています。
デュッセルドルフのお寺ならではかもしれません。

11/29〜12/9と,Thermec2013に参加するため
ラスベガスに行ってきます。とは言え,私は発表がないので,
カジノとショーを観に行くようなものです。

Martin先生はThermec2000でラスベガスに行ったそうですが,
曰く「かなりクレイジーな街だ」とのこと。楽しみです。
折角の機会なので,グランドキャニオンにも足を伸ばして
みるつもりです。しばらく日記の更新が滞ると思います。



2013/11/17

Guten Tag ! Wie geht's ?
先週はいろいろなことが起こった1週間でした。
11/11に職場の方が急逝されました。11/19がお葬式です。
御冥福をお祈りいたします。

私も今ひとつ体調が良くありません。
11/11に大事を取って仕事を休みましたが,
相変わらず喉が痛いです。

息子の幼稚園から,頭シラミ発生の通知が来ました。
日本ではあまり聞かない話ですが,ドイツではよくあるそうです。
幸い,息子の頭からは虫も卵も見つかっていません(と思う)が,
感染力強いらしいので,息子に移るのも時間の問題かも
しれません。いざ見つかったら家族全員で駆除です。


対シラミシャンプーと洗濯洗剤を事前購入。

前回の日記にキリスト教の万霊節のことをちょっと書きましたが,
11/11は聖マルティンの日(Sankt Martinstag)でした。
祝日でこそありませんが,大きなイベントのようで,
因んだイベントもたくさんあります。

 
幼稚園や小学校で制作した提灯(Laterne)を持って
教会に集合。提灯は安全のため電球で光る。

 
その後近所の家やお店に行き,「ラテルネの歌(?)」を合唱。
上手に歌えると子供はお菓子をもらえる。

当日(11/14)は生憎の天気でしたが,
息子は袋一杯のお菓子を貰い,喜んで帰って来ました。
私が子供の時には,七夕(北海道は8/7)に,
同じように「ろうそく出せの歌」を歌って近所を回り,
お菓子やろうそくを貰ったものです。似てますね。

パン屋ではこの時期のみ,聖マルティンを模った「Weckmann」
というパンが売られます。中世の,教会の聖餐式に
参加できない人に配られたパンが起源だとか。

 
左:近所のパン屋で買ったWeckmann。左の2つ(各1.85ユーロ)と
右の1つ(2.45ユーロ)は違う店のもの。大きさ約25cm。でかい。
パンは少し甘く,砂糖がかかっていたり,
レーズンが入っていたり。パイプは陶器製で食べられない。
右:パン屋の店先のWeckmann。身長約70cm。でかい。
恐らく非売品。その横にあるのは1kgサイズのStollen。
これもクリスマスの時期限定の焼き菓子。20ユーロ。

マルティンのガチョウ(Martinsgans)というのもこの時期のみの
料理です。お話としては,司教になることを勧められた
聖マルティンが,それを嫌がってガチョウ小屋に逃げ込んだが,
ガチョウが騒いだために見つかってしまい,マルティンは司教に
なり,ガチョウは食べられることになった。と。

いや。それならガチョウはお手柄でしょう。
御褒美貰えるならまだしも,食べられちゃうのはあんまりでは。

さておき,折角なので家族で旧市街(Altstadt)のレストランに
11/16にMartinsgansを食べに行きました。
片言のドイツ語で,
「Martinsgansを食べたいのですが,ありますか?」と聞きます。

ある店の店員:「あるけど,席が予約で一杯でないよ。」
これは2回くらい聞き返して何を言っているか理解しました。

別の店の店員:「ないよ。胸ともも肉ならあるよ。」
これは結局あるのかないのか最後までわかりませんでした。
英語のわかる店員が来てくれて,やっと意味を理解しました。
どうも,単にガチョウ(Gans)ではなく,わざわざ「Martinsgans」
と言ったので,ガチョウの丸焼きを食べたがっていると
思われたようです(家族で丸焼きを食べることもあるらしい)。
折角なので,胸ともも肉をそれぞれ注文してみました。


左がもも,右が胸。結構でかい。値段は2つで39.8ユーロ。
付け合わせは赤キャベツ,ジャガイモ団子,焼きリンゴ。

鶏と比べると肉が固く,クセがありますが,
ソースが濃厚で美味しかったです。

MPIEの社員食堂でもスペシャルランチとして提供されたので,
試してみました。8.5ユーロ。残念ながら写真がないのですが,
肉が小さかった以外は,付け合わせの内容も数も全く一緒。
これが一番伝統的な組み合わせのようです。

グラチャン,全日本女子銅メダルおめでとう!



2013/11/9

Guten Tag ! Wie geht's ?
2週間ぶりの更新です。
11月に入り,一気に寒くなってきました。
最高気温が10℃に届かない日もあり,
tenki.jpを見る限りではこちらの方が札幌より寒そうです。

一日の寒暖の差も激しく,雨がぱらつくことも多く,
小雨だったり風が強かったりすると傘をささなかったりするので,
風邪には気を付けないと……と思ってたら風邪ひきました。
幸い仕事を休むほどではありませんが,喉が激しく痛いです。
Frank先生も昨日は風邪でお休み。
流行っているのかもしれません。皆さんもお気を付け下さい。

今週日本は文化の日で3連休だったようですが,
ドイツも11/1が祝日で3連休でした。万霊節(Allerheiligen)。です。
前回の日記に書いたFederweisserの時期が終わり,
秋休みが終わると,店にはもうクリスマス商品がたくさん並びます。

3連休に,エッセンのZollverein炭坑産業遺産群に行きました。
かつてルール工業地帯を支える世界最大の炭鉱だった場所で,
世界文化遺産に登録されています。

 
敷地内は無料開放されており,ちょっと趣向の異なる公園。
といったところ。散歩やジョギングする人もたくさん居た。

 
一部は個展会場やホールやレストランとして活用。

 
かなり敷地は広く,一通り歩いて観て回ったら
2時間くらいの散歩になった。

 
「ルール博物館」も併設。こちらは入館料8ユーロ。
ルール地方の近代史や自然科学等を展示していて面白かった。
左は「黒い金」と書かれた石炭鉱石。

 
何故か恐竜の化石まで。他にもナチス支配当時の話とか,
環境汚染問題とその対策等,興味深い展示が多数。

11/6に,ボーフムのルール大学(RUB:Ruhr-Universitat Bochum)
で,Interface-dominated Materialsの国際ワークショップがあり,
私も聴講参加しました。ボーフムまではデュッセルドルフから
快速で45分くらい。RUBまではそこからUバーンで10分くらいです。

 
左は大学図書館。キャンパスはとにかく広い。
右はUバーンの大学駅。ボーフムもアーヘン同様大学町で
どこに行っても学生で賑わっている。

ワークショップの話はさておき(笑),その帰りにドイツ炭坑博物館
(Deutsches Bergbau-Museum)に立ち寄りました。

 
昔の炭坑を博物館として展示公開。入館料6.5ユーロ。

 
無料のガイドツアー(ドイツ語のみ)に参加すると,
いくつかの機械を実際に動かして見せてくれる(右)。
もちろん実際に岩は掘らないが,騒音は体験可能。
この狭い岩場でこの音量は相当に厳しい。

 
見たこともない重機が広い坑内に並ぶ。
その筋の者には堪らないのでは(笑)。

 
最新鋭の掘削機。300〜400mあたり僅か10人で操業可能。
写真では大きさが伝わらないが,右の黄色いドリルは直径1.8m。

エッセン,ボーフムと,この1週間で随分炭坑のことを学びました。



2013/10/27

Guten Tag ! Wie geht's ?

サマータイムが終わりました。
今日から日本との時差は8時間です。
本日午前3時になった瞬間に午前2時に戻す。
という方法でサマータイムを修正したようです。
今日は午前2時台が2回あったわけですが,駅の時刻表示とか,
午前2時台の深夜バスが2回来たのかとか,気になります。

今日は秋のドイツの風物詩,「Federweisser」を紹介しましょう。
Federweisserは,発酵途中の酵母入りの若いワインです。
酵母入りで発酵中なので炭酸入りで,
日が経つとアルコール度数も上がるようです。
蓋ができないので,通販もありません。
まさにこの時期にドイツに来ないと味わえない逸品です。


ドイツの葡萄の一大産地であるRudesheimの露店。
奥のタンクから瓶に移してカップに注いでた。1杯1ユーロ。


「weiss(白)」と言うくらいなので基本的には白だが,赤もある。
「Roter Rauscher」と言うらしい。アルコール度数は様々で,
ほとんどジュースみたいなのから,ビール以上のアルコールが
ありそうなものまで。当然ワインよりはアルコール度数は低い。

 
左はRudesheimのレストラン,右はBad Staffelsteinのバーで
飲んだFederweisser。味も見た目もかなり違った
(左の方が炭酸も多く,アルコール度数も高かった)。
価格はどちらも2ユーロ後半。安い。

スーパーでも売っていて(蓋が閉まってないので持ち帰るのに
気を遣いますが),1Lで2ユーロちょっとで買えますが,
店で飲んだものの方が美味でした。鮮度が重要なのかな。

Federweisserは甘いので,こちらではZwiebelkuchen(玉葱ケーキ)
と一緒に飲むことが多いようです。
Zwiebelkuchenはケーキと言っても甘くは無く,
キッシュのようなものでした。旨かったです。

ドイツの学校(大学以外)には「秋休み」があり,
10月後半の2週間くらいが休みです。
日本人学校は10/21,22の2日間しか休みになりませんでしたが,
折角なので1泊2日でFrankfurtまで家族で遊びに行きました。
デュッセルドルフからだとICEで1時間半くらいです。

3年前に濱谷君と束の間立ち寄った時とほぼ同じ景色で,
懐かしく感じました。「Frankfurtでフランクフルト」と立ち寄った
ソーセージスタンドも健在で,また食べてきました。

 
世界遺産のBad HomburgのLimes(万里の長城のドイツ版の
ようなもの?)。右はSaalburgの博物館の当時(1世紀)の生活
再現コーナー。マネキンでは無く実際に人間が営んでおり,
本格的。この博物館は素晴らしかった。

 
左:欧州中央銀行前のユーロのオブジェ。右:ゲーテ像。

レーマー広場,大聖堂,ゼンケンベルク自然博物館も
素晴らしく,是非もう一度来てみたいと思いました。
機会があればまた詳しく書きます。
街には高層ビルやモダンな建物も多く,楽しかったです。
極めつけはこちら。


地下に激潜行する列車。

これ,オブジェでは無く,実際のUバーンの入口です。
流石にFrankfurtの全てのUバーンの入口がこうなっている
わけではありませんが,一目で地下鉄とわかる丁寧な作り。
間近で見ると迫力あります。実に素晴らしい。



2013/10/20

Guten Tag ! Wie geht's ?
2週間ぶりの更新です。
1年だけのドイツ滞在。ということで,8月中旬から2ヶ月の間に,
日本からたくさんの方が遊びに(?)来てくれました。
数えてみると7組13名。ありがたいことです。
この間,いろいろな方と方々に出かけて,
美しいものを見たり,ドイツ料理を堪能したり,
2つの国際会議にも参加して,充実した時間を過ごしました。
今週,最後の来客の先生を空港までお送りしましたが,
少し寂しい気分になりました。
デュッセルドルフの短い夏は瞬く間に過ぎ去り,
気がつけば冬がもう目の前です。


10/18 8:05のアパートの前。まだ薄暗い。
ドイツに来たばかりの時,この景色に驚いたのを思い出す。

私が来た4月には,MPIEに私を含め5人の日本人がいました。
うち2人が8月末に帰国し,来週もう一人の方が帰国します。
10/18にMPIEでその方のお別れケーキパーティーがあり,
私も参加しました。誕生日の時と一緒で,
去る人がケーキを用意して皆に振る舞う。というドイツスタイル。

フォルトゥナ・デュッセルドルフ(デュッセルドルフが本拠地の
サッカークラブチーム)のTシャツを御夫妻にプレゼントし,
参加者がその場でそのシャツに寄せ書きする。という粋な演出。
彼は2年間ここにいたそうで,MPIEの仲間も皆
別れを惜しんでいました。

来月末には,もう一人の先生も帰国されます。
一時的ではありますが,その後はMPIE在籍の日本人は
私一人になります。
御世話になった方が去られるのはやはり寂しいものです。

別れがあれば出会いが……ではありませんが,
第7期生となる仮配属生4名が決定しました。
大学院生もいないので,来年度は私を含めてたったの5人。です。
毎年,当ゼミの学生は結束が強くて素晴らしいのですが,
来年度はこれまで以上に結束を強めて,
「北海道科学大学」の出発と共に,一蓮托生で新生堀内ゼミの
最初のページを作り上げていきたいと思っています。
乞う御期待。仮配属生の皆さん,よろしくお願いします。



2013/10/6

Guten Tag ! Wie geht's ?
10月になりました。最近,滅多に気温が20℃になりません。
それでも今年はかなり暖かく,紅葉も遅れそうとのこと。
高緯度地の本領発揮という所でしょうか。

6,7月は22時を過ぎても暗くならなかったのに,
最近は19時で薄暗く,朝も7時ではまだかなり暗いです。
今月末にサマータイムが終わると,
一気に1時間日没が早まるので,何だか寂しい気分です。

区切りがいいので,日記のページも切り替えてみました。
あっという間にドイツ生活も半年が過ぎてしまい,
残り半年しかないかと思うと寂しい限りです。
自分がドイツ人になった気分はありませんが,少なくとも
ドイツで暮らしていることに何の違和感も感じなくなりました。
先月スペインに行った際も,何かにつけて「Danke Shone.」
と言いそうになりました(スペイン語では「gracias.」)。

大学の方は後期が始講し,
間もなく当ゼミにも仮配属生が来る予定です。
第7期生ということになりますが,実質的に再スタートなので,
新生堀内ゼミ1期生です。

ドイツに居ながら仮配属生を持つというのも妙な感覚です。
私はプレ卒論の指導に当たれませんので
(見山先生と齋藤先生が代行下さる予定です),
ニセコのゼミ合宿も,緑本ゼミもできません。
どんな学生が来て,どんなことになるのか,楽しみです。

Intermetallics 2013のポスター発表も無事終わりました。
いろいろと勉強になりました。
日本からの参加者も多く,とても楽しい国際会議でした。

BambergのAlt Stadtの世界遺産も素晴らしかったです。
惜しむらくは,この地方特産の,
スモークしたモルトで作る「Rauchbier」を呑み損ねたことです。
一度買うチャンスがあったのですが,500mlということで,
ちょっと私には多いなと思ってスルーしたのが運の尽き。
一期一会即買いの原則を忘れていました。今後の課題です。

2週間写真無しというのも寂しいので,小ネタを。
6月にユーロ札が初めて代わりました(5ユーロ札だけですが)。




どちらが表でどちらが裏かは不明だが,上が旧札,下が新札。
ミクロンバーが無いが,大きさは両方とも縦6.2cm×横12.6cmで
日本の札と比べてかなり小さい。
基本的に描かれているものは同じだが,実物をよく見ると,
新札の方が色使いが多く,上図銀色部分の描画も細かい。

研究所のPh.D.学生の女の子が,
「新札は変よねえ。モノポリーの札みたい」と言ってましたが,
私からすれば両方とも充分モノポリーで使えそうです。

日本は来年から消費税8%。いろいろ大変になりますね。
ドイツは消費税(VAT: Value-Added Tax)19%です
(ただし農産品や交通運賃は7%)。



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