2013/9/29
Guten Tag ! Wie geht's ?
またしても約1ヶ月半ぶりの更新となりました。
「最近更新が無いが,元気にしているのか?」とか,
「世界最大のビール祭りオクトーバーフェストはどうしたんだ?」
とか,何人かの研究室OBからメールをいただきました。
ありがたい限りです。御心配おかけしてすみません。
数少ない熱心な読者のためにも,不定期更新とはいえ,
もう少し真面目に更新しようと思います。
さて,私は風邪一つひかず,至って元気に暮らしております。
前回の日記にも書いた通り,
日本からたくさんの方が絶え間なく遊びに来てくれ,
全ての週末にどこかに出かけておりました。
10月にも2組の方をお迎えする予定ですが,
その後は全く予定がありません。
観光シーズンとサマータイムが終わったら,
私には研究シーズンが到来する感じです。
今年は2年に一度開催される欧州最大の材料関連国際会議
(EUROMAT)の開催年ということで,
折角の機会なので自費で聴講のみで参加してきました。
会議は9/8〜13の6日間,スペイン南部のセビーリャで
開催されましたが,折角の機会なのでセビーリャに7泊,
経由地の首都マドリードで2泊し,世界遺産の大聖堂,
本場のフラメンコ,プラド美術館やソフィア美術館等,
各種堪能してきました。スペイン料理は言わずもがな。です。
日本にいる時は博物館の類いには行っても,
美術館の類いに行くことはほとんどありませんでした。
しかし,そんな私でも名前くらいは知っている画家(ピカソ,
ゴッホ,シャガール,クレー,ムンク,ダリ,ミロ,ゴヤ,等々)
の作品を比較的容易に生で見られる環境にあるので,
美術館にも時折足を運ぶようになりました。これは収穫です。
美術的センスも予備知識も無い私でも,近代美術までなら
楽しめます(現代美術は私の理解を超越し,
「私でもできそう」という感想になる作品も多いです(笑))。
プラド美術館は開館の10時から18時半までかけても
全部見きれませんでしたし,ソフィア美術館のピカソの
「ゲルニカ」には圧倒されました。
今月初旬には日本から遊びに来てくれた友人と共に,
オランダのアムステルダムにも1泊2日で観光に行きました。
「アンネの日記」で有名なアンネの隠れ家にも行きましたが,
本物の迫力に圧倒されると共に,深い感銘を受けました。
他にも誕生日が来て皆にケーキを振る舞ったり
(ドイツでは誕生日や子供が産まれたりすると,
その当事者がケーキを持ってきて皆に振る舞います。
日本と正反対の文化ですね),
MPIEのdepartmentの皆で遠足に行ったりと,日記のネタは
大小たくさんあるのですが,またの機会とします。
明日から国際会議(Intermetallics 2013)で,
約1週間Bad Staffelsteinというドイツの片田舎に行きます。
ついでにBambergの世界遺産も観てきます。
火力班の成果を纏めて,ポスター発表をしてきます。
MPIEと道工大のロゴが両方入った
最初のポスターになるでしょう。頑張ってきます。

2013/8/17
Guten Tag ! Wie geht's ?
約1ヶ月ぶりの更新となりました。日本は猛暑のようですね。
皆さんお盆休みを満喫しておりますでしょうか。
MPIEには研究所として決まった夏休み期間は無く,
皆さんそれぞれに有給休暇を使って夏休みを取ります。
期間はだいたい2〜5週間。家族で旅行に行く人が多いようです。
今週職場にはいつもの半分くらいしか人がいませんでした。
私も先週1週間休みを取り,南ドイツとオーストリアへ
家族で旅行に行きました。連日35℃くらいまで気温が上がり,
大変でしたが,良い天気で景色も素晴らしかったです。
まだ21時頃までは外も明るく,大変良い時期なので,
今月,来月は日本からたくさんの方が遊びに来てくれます。
現地ガイドができる程,私はドイツやドイツ語を知らないので,
一緒に観光を楽しんでいます。

さて,1ヶ月間が開きましたが,キルメス特集後編です。
上はキルメスの絵。のようですが,写真から生成したものです。
最近のソフトは凄いですね。
朝のコーヒータイムで,「明日の夜皆でキルメスに行こう!」
という話が出て,職場の皆で行きました。日本では無い話です。
突然の呼びかけにもかかわらず,半分以上の人が参加。
Martin先生が皆にビールをいっぱい奢ってくれました。

集合は19時。まだまだ明るい。閉園26時なので時間もたっぷり。

腹ごしらえ。ドイツ人に人気のCurrywurst(カレーソーセージ,
3ユーロ,左)とBackfisch(焼き魚,4.5ユーロ,右)。
CurrywurstはBratwurstを輪切りにして,カレースパイスの入った
ケチャップソースをかけたもの。カレー味はあまり強くありません。
大抵小さいパンが付きます。
Backfischはかなり巨大な白身魚フライサンドです。
前回同様,パンに挟む必要があるのかと小一時間問い詰めようと
思いましたが,理由がわかりました。
そのままだと熱くて持てません。断熱材だったんですね。
観ただけで胃がもたれそうですが,食べてみると美味でした。

左:デザート各種。3ユーロくらい。
右:パインや苺等のフルーツをチョコでコーティングしたもの。
3ユーロくらい。食べたらチョコがものすごく甘かった。

ドイツのお祭りの定番Lebkuchen Herz(ハート型生姜クッキー)。
「愛してる」みたいなベタな言葉が書いてあり,首に掛けたり
壁に掛けたりできるようになっている。2ユーロくらいからあり,
20cmくらいの大きさで5ユーロくらい。

左:輪投げ屋。右:似顔絵描き屋。

右:銀行のディスペンサーまで臨時出店。

祭りを彩るキャラクター達。可愛くない。リアルなわけでも無い。

因みに彼等のほとんどは動いて歌ったり喋ったりしてます。
ドイツの子供はこれ観て喜ぶのだろうか。

まともなものがあったと思ったら,人間でした(右)。

無茶な乗物達。回転しながら豪快に振り子で振られる(左)。
右:240mのラインタワー(右奥)より高いフリーフォール(嘘)。

職場の若い学生に誘われて乗ったOlympia-Looping。7.5ユーロ。
中央部で5回回るために,他の部分のコースの作りが強引で,
身体をぶつけまくった。右:乗車後。皆に大笑いされた。

総来場者数425万人。街中が祭りを楽しんでいる雰囲気でした。

2013/7/21
Guten Tag ! Wie geht's ?
先週の日記の最後にも書きましたが,7/12〜21の10日間,
移動遊園地キルメス(Grosste Kirmes am Rhein)が開催され,
私も週末の予定を変更して7/13,16,20に行ってきました。
デュッセルドルフには遊園地が無いからか,
この10日間は文字通りお祭り騒ぎの大盛況。

期間中延べ400万人以上の来場が見込まれているそうで,
さっぽろ雪祭りの来場者数が200万人くらい(7日間ですが)
ということを考えると,デュッセルドルフ市の人口は60万に
届かないくらいですので,これは凄い数字です。
そういうわけで,今日はキルメス特集前編。
写真もいつもの2割増しの大きさでお届けします。

ライン河畔の広大な敷地に立ち並ぶ店とアトラクションは
想像以上の規模でした。開園は13時〜14時(日曜は11時)。
閉園は25時〜26時。入場料は無料で,都度お金を払います。

移動遊園地ということで期待してなかったのですが,
乗物系アトラクションはかなり充実していました。

子供と乗ったディズニーランドのスプラッシュマウンテンを
半分くらいの規模にしたようなやつ。大人5,子供4ユーロ。
アトラクションで怪我をしても全て自己責任。だそうで,
日本より無茶なものも多いような気がしました。
写真ではわかりにくいですが,特に酷そうだったのがこちら。

左:高さは無いが,主軸が回転し,風車部が回転し,
座席の羽部も回転する。主軸の回転速度がかなり速く,
無茶な感じ。ガスタービンブレード体感機(嘘)。
右:回るだけ。シンプルだが,高い。速い。交代の間,
反対の座席は最高位置で静止することになるが,
その間はZ軸方向に回転して360゜の眺望を楽しむ(?)。
風力発電ブレード体感機(嘘)。

ディズニーランドのホーンテッドマンションを半分くらいの規模に
したようなライド系アトラクション。どちらも大人4,子供3ユーロ。

左:カードくじの景品ぬいぐるみ(だったと思う)。右:中国人の店。

左:アクセサリーや衣料品店。右:対岸は繁華街の旧市街。
30分に1本対岸に渡る船が出ていたが,大混雑。
大人2,子供1ユーロで26:30まで運行。

左:ピザ屋。右:クレープ&ワッフル屋。3〜5ユーロくらい。
ワッフルを食べたが焼きたてで旨かった。食べ物屋は充実。

ビール会社のビアハウス。大盛況。基本的に立ち飲み。
右の店では店内でライブ演奏をやっていた。

左:焼きソーセージ屋。ホットドック2.5ユーロくらい。定番。
右:プレッツェル屋。2ユーロくらいから。

左:説明が難しいが焼き菓子屋。
右:見た目で買った豚肉ステーキサンド5ユーロと,
マッシュルームと玉葱の香草バター煮込み4.5ユーロ。
串の長さ50cm以上。パンに挟む必要があるのかと小一時間
問い詰めたい。が,両方とも想像以上に美味だった。
とりとめありませんが,続きは次回にします。

2013/7/14
Guten Tag ! Wie geht's ?
7/12にMPIEの一般公開(Tag der Offenen Tur)イベントが
ありました。3年に1度のイベントだそうなので,
今年居合わせたのはラッキーでした。
金曜14:00〜22:00の開催でしたが,天気にも恵まれ,
小さな子供からお年寄り,家族連れ,材料関連の専門家等,
たくさんの来場者がありました。
前回も2千人以上の来場があったそうです。
私は持ち場があったので,あまり見学できませんでした。


左:3D造形のデモ。右:FIB(イオン加工装置)のデモ。
子供も真剣に説明を聞いている様子。


左:写真が暗くてわかりにくいが,私がお手伝いした電顕室。
右:子供が捕まえてきた黄金虫のSEI像。5kV,20倍。
私は主としてSEMの説明をしましたが,来場者の2/3は
英語を話せる人だったので,私でも何とかなりました。
試料調整をしたAleksander先生に,
「これだけきれいに見えるよう調整するのは凄いですね。」
って言ったら,「世の中には昆虫の目の断面SEM像を撮れる
強者がいる。私はまだまだだ。」と冗談半分で言われました。


バーベキューショップ(左)やジェラートショップ(右)も開店。


プロによる屋外ライブ演奏(左)もあり,
音楽とビールとソーセージで長い昼を楽しむ人も(右)。
他にも子供向けのバンジートランポリンや,大人向けの
真面目なセミナーまで,多岐にわたるイベントがありました。
材料の面白さを伝える機会として,素晴らしいと思いました。
さて,ここで先週のクイズの解答です。
順に日本語,英語,ドイツ語となります。
白樺,white birch,Weisse Birke
花粉症,allergy to pollen,Heuschnupfen
Frank先生,白樺花粉症とのことで,春先はきついようです。
ドイツにもあるんですね。花粉症。
日本と違い,ドイツにはマスクを付けて外を歩く習慣が
無いため(変な人だと思われるらしい),辛いですね。
ノギス,caliper,Messschieber
ピンセット,tweezers,Pinzetten
七面鳥,turkey,Pute
ピンセットって英語じゃなったんですね。
フランス語(pincette)のようです。
日本ではあまり見かけない七面鳥ですが,
ドイツでは鶏と同じように日常的に食べられています。
社員食堂のランチにも週に一度は登場します。
ケシ,poppy,Mohn
フキ,butterbur,Pestwurz
この2つ,ドイツのケーキの具材です。
フキはシロップ漬けにするのか,味からはわかりませんでした。
ケシは日本の胡麻みたいな感じです。
このケーキはかなりヘビーで,朝一切れ食べたら
昼まで胃がもたれました。興味ある人はググってみて下さい。
痛風,gout,Gicht
遺伝,inheritance,Erbschaft
蛾,moth,Nachtfalter
蛾はモスラの語源ですね。ドイツ語は英語に直訳すると
「night butterfly」です。なるほど。
昨日7/13はライン河畔の移動遊園地に行ってきたのですが,
長くなったのでその話はまたの機会に。
日本は猛暑とのこと。皆さん夏バテにはお気を付け下さい。

2013/7/7
Guten Tag ! Wie geht's ?
7/6に子供の幼稚園の運動会がありました。
体育館で実施され,父兄も運動靴持参。ということで。

左:親子騎馬戦で走る父。帽子を取られ,敗れた直後。
右:ランドセル玉入れ競争で走る父。国旗は子供らによる絵。
その他,借り物競走,夫婦のジャンボパンツリレーにも参加し,
かなり疲れました。これでも2つの競技の参加を見送ってます。
始めに全員でラジオ体操したのはそういうことだったのね。
全児童の数が30人くらいの小さな幼稚園なので,
過日の3時間父親参観といい,両親参加型イベントが多いです。
日本ではこうした時間はほぼ無かったので,貴重な経験です。
親同士の交流が生まれるのも非常に良いです。
ハーフの子も結構いますが,中には流暢にドイツ語を話す
日本の方もいて,驚かされます。
ドイツ語と言えば,MPIEの御配慮により,費用負担無し
(テキスト代のみ)でドイツ語の初級講座を受講しています。
レッスンは1回90分×25回で,週に2回MPIEまで講師が来て,
少人数(6〜8人)で行っています。
現在2/3くらい終えたところで,予習復習が大変ですが,
いろいろな意味で非常に良い勉強になってます。
英語の通じる人が比較的多いドイツではありますが,
会っていきなり 「Darf ich Englisch sprechen?」
(May I speak English?) とやらずに,片言のドイツ語で
話そうとして,上手く言えなかった後に英語にすると,
街の人の対応が全然違います。
逆のことを日本で想像すれば,そりゃあそうですね。
Frank先生も英語は研究で使うだけで,研究所でも
基本的にはドイツ語を使っていると以前ここに書きました。
日本語とドイツ語ではお互い何と言うかわかっているのに,
英語で何と言うかがわからなくて会話が滞ることがあります。
まあ,大抵の場合はFrank先生が英語を教えてくれるので,
こういうことは希ではありますが。
例を挙げると,白樺,花粉症,ノギス,ピンセット,七面鳥,
ケシ,フキ,痛風,遺伝,蛾。皆さん英語わかりますか?
正解は次回の日記にて。

2013/6/30
Guten Tag ! Wie geht's ?
6/19,20と気温が32℃を超えたと思ったら,
今週(6/24〜29)は最高気温の一番高い日で17.7℃。
4月に逆戻りした感じでした。平年より5〜10℃低いそうです。
一日の気温差が小さいのは過ごしやすいですが,
22時半頃まで暗くならないので,不思議な感覚です。
札幌は順調に夏に向かっている感じですね。
下田君から何だかんだと食べ物の話になるという御指摘を
いただきましたが,今日も食べ物の話です。
以前も書きましたが,昼は職場の皆と社員食堂で食べてます。
日替わりの定食が3種あり,大雑把に言うとドイツ料理,
ヨーロッパ料理,その他の国の料理の3種が用意されます。
上記に関係なく,ジャガイモ主食の料理,パスタ系の料理,
米系の料理(タイ米ですが)の3種に大雑把に分かれてます。
値段は固定ではないですが,定食は3.5〜5.5ユーロです
(以降数字の単位はユーロ)。
この他に,パン(Brot,0.3〜0.6),日替わりスープ
(Tagesuppe,0.9),フライドポテト(Pommes Frites),
茹でソーセージ(Bockwurst,好きなパン付きで1.5),
サラダ(Salad,決められた皿に好きな野菜を好きなだけ
盛って良い,0.9),デザート各種(Nachtisch,0.9〜1.5),
飲み物各種は常に用意されています。
ドイツの料理を気軽に試せる貴重な場で,意外に飽きません。
順番に紹介しましょう。まずはジャガイモ系ランチから。


左:ミートボールとジャガイモのキノコソース。小サラダ付きで3.5。
右:皮付きジャガイモと野菜各種のホワイトソース。
ベジタリアン用ランチで4.2。


左:ドイツ風つくね(?)とフライドポテト3.5。牛乳は0.5Lで0.9。
右:ドイツではメジャーなカツレツ(Schnitzel)とフライドポテト3.5。
両方とも,栄養バランスとかこれで良いのか?


左:焼きソーセージ(Bratwurst)と紫キャベツ(Rotkraut)の
ザワークラウト。ヘルシーだが量が凄い。3.5。
右:ミートローフみたいなものとマッシュポテト,野菜。3.5。


ジャガイモベースの野菜スープランチ。4.2。
Bockwurstと好きなパン付き。写真のようにWurstは切って
スープに放り込んで食べる。スープは野菜たっぷりで旨い。
が,凄い量。写真ではわかりにくいがたぶん1L以上ある。
日本ならこの1/3の量でも誰も文句言わないと思う。
皿は深さ5cmはあり,受け取る際に片手で持てないほど重い。
他のどの皿も大抵かなり重いので,流石ドイツ。皿も頑丈だ。
と思ったら,彼等は皿を持って食べる習慣が無いかららしい。
続いてパスタ系。


左:2色のトルテリーニ。小サラダ付きで4.3。
右:ペンネホワイトソース4.2。パスタ系は冒険が少なくて済む。


左:巨大ラビオリ3.9。パンは別途購入で0.3。
右:スパゲティボロネーゼ七面鳥(Puten)チーズ焼き付き4.8。
続いて米系。


左:チキン串焼きマスタードソースと野菜4.6。エスニック風?
右:チキンとグリンピースのホワイトソースご飯3.5。
これはドイツでは定番の組み合わせで,チキンが他の肉に
なったり,ライスがパスタになるようなことはほぼ無いらしい。


左:マッシュルームご飯と野菜カツレツと野菜チーズ焼き4.2。
黄色のソースはココナッツが効いてて甘い。アジア風?
右:チキンと野菜と謎のソース3.5。
カレーみたいに見えるが辛くはない。


左:小さなミートボールと野菜の米製麺5.1。アジア風焼きそば?
右:巨大肉団子の2色ソースがけご飯。辛くはない。4.95。
最後にその他系。


左:野菜のキッシュにチーズクリーム。ベジタリアン用ランチで4.0。
右:もちもちしたパンに濃厚バニラソースとチェリーソース4.2。
パンもソースも温かい。「こいつは甘いよ」とFrank先生から
アドバイスを受けたが,チャレンジ。撃沈。
確かに甘かったです。しばらく胃がもたれました。
ドイツの伝統料理かと聞いたところ,チェコの料理とのこと。
長くなりましたが,こちらの食文化が少しでも伝われば幸いです。
6/18の道新朝刊に本学のことが載っていました。
2014年度より大学名が変更になるようです。

2013/6/23
Guten Tag ! Wie geht's ?
日本では6/23 20:32にスーパームーンだったそうですね。
観た人はおりますでしょうか。
こちらは月どころか,最近実に日が長いです。
今日は一日中家に籠もって論文を書いており,
不健康だったので夕食後に散歩に出てみました。

さて,今何時でしょう? 正解は本日記の最後に。
昨日6/22は子供の小学校の運動会がありました。
日本人小中学校合同の運動会。ということで,賑やかでしたね。
小1と中3では年齢も身体能力も倍以上違いますので,合同の
リレーやダンス(何故かよさこいソーラン)とかは面白かったです。
先週は水,木と最高気温が32℃を超え,大変でした。
職場にはエアコンが無いのです。
来週からまた最高気温10℃台に戻るようですが,夏が心配です。

今日の夕食。1個0.13ユーロのパンと恒例のSpargel(アスパラ)。
最後だと思って1kg 5.5ユーロのを500g購入して家族で食べた。
付合わせはBratwurst(焼きソーセージ)。写真の量で0.5ユーロ分。
今日のアスパラも旨かった。もう食べられないと思うと寂しい。
先週EBSDの単独使用許可を無事取ることができました。
より強い武器が使えるようになり,RPGのように成長してます。
そろそろ論文書きに戻らなければならないので
(実は既に締切を過ぎていたりする),今日はこれにて。
写真は21:39でした。外が明るいと子供が寝なくて困ります。

2013/6/16
Guten Tag ! Wie geht's ?
翌日が日本の父の日。
ということで,6/15は幼稚園の父親参観がありました。
9:30〜12:00の間,親子で工作やゲームをするというもので,
父親「参観」ではなく「参加」といった趣です。日本では子供と
遊ぶ時間がほとんど無かったので,貴重な体験でした。

子供は皆積極的。日本人がほとんどだが,ドイツ人とのハーフも多い。
ドイツにはこの時期しか食べられない旬の食べ物があります。
アスパラ(Spargel)です。日本でアスパラといえば緑ですが,
ドイツでアスパラといえば白アスパラで,
緑はほとんど見かけません(あるにはありますが)。
旬は4月下旬から6月中旬までの約2ヶ月。もうすぐ終わりです。
5/19の本日記でも写真を紹介しましたが,
この時期は市場でもスーパーでも必ず売られています。
鮮度がかなり重要なようですが,デュッセルドルフは近くに
Walbeckという産地があり,良いものが手に入るようです。
道産子の私としては,「アスパラは緑でしょ」って感じでしたが,
食べてみると香りも良く,ジューシーで,これが実に旨い!
日本で食べた白アスパラとはまるで別物でした。


左はケルンのレストランで食べたSpargel。付け合わせは生ハム。
右はリューデスハイムのレストランのSpargel。付け合わせは
カツレツ(Schnitzel)。レストランは1人前500g程度で15〜20ユーロ。
1本25cm以上あり,凄い量だがおいしいので食べてしまう。
食べ方も実にシンプルで,皮をむいて,茹でて,
バターベースのシンプルなソース(Sauce Hollandaise)を
かけて食べます。出来合いのソースも1ユーロぐらいで買えます。
皮はミキサーにかけてスープにして食べたりします。


左はアスパラスープ(Spargelsuppe)。5ユーロ。
右は社員食堂のアスパラランチ。別途生ハム付で9.5ユーロ。
1週間だけ,社員食堂でアスパラランチが特別メニューで登場。
市場やスーパーでは,ものにより1kg 3〜7ユーロで買えます。
パンとかと一緒に食べれば,我が家は500gで家族1食分です。
野菜としては高いですが,充分庶民の価格です。
MPIEの人に聞いたら,昔は高くて1kg 10ユーロくらいしたそうです。



Spargelの価格と満足度に関する研究。左から順に1kgあたり
7,4.5,3ユーロ。ミクロンバーが無いので大きさ不明瞭だが,
供試材重量は全て500g。右が日本でよく見るアスパラのサイズ。

結果と考察。高い方が旨い。供試材3ユーロは他と比べて食べ応え
が劣る。鮮度の違いなのか,供試材4.5ユーロには少し苦みがある。
が,無問題。結論。供試材4.5ユーロがCPに優れ,実用化に適する。
研究成果に基づき,ここのところ週に1度は家でアスパラを
食べてましたが,それもあと1度くらいでしょうか。寂しいです。

2013/6/9
Guten Tag ! Wie geht's ?
ドイツに来て早2ヶ月です。日記のページも切り替えてみました。
特に大きな問題も無く,生活の方はだいぶ落ち着いてきましたが,
次第にいろいろなことが動き出して忙しくなってきました。
昨日はドイツで初散髪。ドイツ人の美容院(こちらは美容院と
理髪店の区別が無い)に行くととんでもない髪型にされることが
時々あるそうですが,日本人スタッフが中心の美容院に
行ったので,何ら問題ありませんでした。
美容院に行ったのも初めてでしたが,考えてみるとドイツに来て
初めて日本人の若い女性とおしゃべりしました。
その美容師の方もドイツに来てまだ1年経っていないということで,
似たような苦労をしているようでした。私も頑張らねば。
日記更新が2週間ぶりとなりましたが,先週の土・日は,
モーツァルト音楽祭(Mozart Fest)を聴きにデュッセルドルフから
340km離れたWurzburgまで出かけておりました。
朝から出かけて土曜にはコンサートを2つ聴き,
日曜は世界遺産を含めて1日市内観光をしてきました。
初めてのドイツ一人旅でしたが,大変楽しかったです。
こちらに着いてから1ヶ月ちょっとはデュッセルドルフ市を
出たこともありませんでしたが,ここ1ヶ月でいろいろと
観て回りました。世界遺産にも4箇所行ってきました。
機会があれば日記にも書きます。
研究の方は,先月研磨,腐食,光顕,SEM(+EDX)の
単独使用許可を得たので,自分のペースでできることが広がって
きました。今月はEBSDの単独使用許可を取る予定です。
最近こちらでは連日洪水のニュースが流れています。
幸い私のいるドイツ北西部は被害が無く,生活への影響も
ほぼありませんが,中欧では大きな被害が出ているようです。

6/2 Wurzburgのマイン川の様子。恐らく通常では水の来ない
ところまで水が来ている。水は茶色で流れも速い。

昨日6/8 近所のライン川の様子。水は茶色で流れも速い。
中洲の木がかなり水に浸かっている。

いつもは賑わってる遊歩道も低い部分が水没。通れない。
農作物への影響もあるので,早く雨が止むよう祈るばかりです。

