研究生日記
<<前のページ | 次のページ>>



2016/9/6

滉平です。
ドイツ研修記の続きです。

8/11の夜には、現在MPIEにいる日本人の方々と食事会を開きました。



某巨大企業の先端研究所の谷口さんと谷さん、
世界最強の鉄鋼材料を開発した後藤先生と食事をしました。
就職した後に、「物凄い方々とお酒を飲んだものだ」と思うこと間違いなしのメンバーです。
特に谷口さんからはCo-Nbの研究で多大な協力をいただいており、
また今回の滞在では私と同室でしたので、非常に親身にしていただきました。

楽しい食事会をありがとうございました。


週末はリューデスハイムという小さな街まで行き、
先生おすすめのライン川クルーズを楽しみました。


ワインで有名な街 リューデスハイム

初っ端から電車が遅れて乗り継ぎまで1時間待ちぼうけたり、
乗船予定だった便が欠航になっていたりして、大幅に予定が狂ってしまいました。
これもGerman Qualityだと諦めて、ワイン畑の上空を通るゴンドラに乗ったり、
ケーキやワインなどの食事を堪能したりしました。

        
日本の2倍くらいの大きさですが、たった300円程度で美味しい!  ワイン畑の上空をゴンドラで移動。とても気持ち良いです   

                      
2人で飲んだスパークリングワイン(100ml)。この後大変なことに・・・。    眠気と戦いながらレストランで食事        

流石にワインで有名な街だけあり、非常に美味しかったです。
しかしこのワインで2人ともノックアウトし、乗船直後から爆睡してしまいました。
2人して「起きなきゃ・・・でもアルコールに勝てないよう・・・」とか何十回もやっていたら、
向かいに座っていた老夫婦に話しかけられました。


奥さん「あなた英語は話せるの?」


滉「少しなら話せます」


奥さん「何故こんな昼間から、あなた達はずっと寝ているの?」


滉「実は、2人でお酒を飲んでいたらすっかり酔っぱらってしまって・・・」


奥さん「あら、そうなの。一体どれだけ飲んだの?」


滉「100mlのワインを2人で飲みまして・・・」






奥さん「?!?!?!?!?!?」






というやりとりですっかり2人とも目が覚めました。
老夫婦に話しかけられなければ、このまま100ユーロをドブに捨てていたかも・・・命拾いしました。

   
ライン川沿いには沢山のお城があります。中にはHOTELとして利用できるところもあります(左)。


有名なローレライロック

ライン川クルーズでは、多くのお城や廃墟に加え、あの有名なローレライロックも見ることができます。
言葉や写真ではイマイチ伝わりませんが、非常に面白い観光なのでオススメです。
ドイツに行く予定のある方はぜひ。

by 滉平




2016/8/22

こんにちは、滉平です。
2月〜3月のドイツ研修記以来、日記を書くのは初めてかもしれません。
帰国後急いで就活を開始し(既に学内合同企業説明会は終わっていた)、
それが終わったら今度は国際会議の準備&発表、
息つく間もなく研究打合せや留学生交流、修士中間発表など、
ドイツの思い出に浸る間もなく、慌ただしい毎日でした。

それで、いまは何をしているかというと、実は再びマックスプランクにきています。



今回の滞在は8/7から8/23日までの約2週間で、
実は本日20時の飛行機で帰国します。
8/7の夕方にデュッセルドルフに到着し、その日のうちに生活用品を揃え、
翌日朝9時から早速研究開始というなかなかのタフワークでしたが、
研究所の皆さんが私のことを覚えていてくれたので、
非常に楽しく研究することができています。
2週間はあっという間ですが、信じられない速度で研究が進みます。


8/10の夜には新井さん(のお兄さん)の家族と食事に行きました。
前回はいなかった高校生の大哉君がドイツに帰省していたので、6人で食事に。



大哉君は有名進学校のラグビー部で活躍しているそうです。
高校生にして1人暮らし&夏休み単身でドイツに帰省とか・・・
もう既に、頭脳も体力も行動力も勝てる気がしません。
美味しいイタリアンレストランでしたが、接客が悪い。とにかく急かす&しつこい。
・・・と思ったら、チップ(多額だったらしい)を受け取った途端に
「アリガト!アリガト!アリガトウ!」と態度が豹変しました。なんだかな〜・・・。


今回の滞在は短期間ですが、なかなか濃密です。
帰国後、数回に分けて更新していきたいと思います。

by 滉平




2016/3/15

滉平です。日本に戻ってきました。
ドイツ生活最後の週末は、一泊二日のベルリン旅行へ行きました。
デュッセルドルフからベルリンまでは、
ICEという新幹線のような鉄道で4時間半かかりました。


  
   ベルリン駅                        ベルリンの壁  

  
カイザーヴィルヘルム記念教会                  戦勝記念塔     

  
ホロコースト記念館            ブランデンブルク門       
    
  
  ベルリン大聖堂                     ペルガモン博物館


ベルリンは観光名所が非常に多く、かの有名なベルリンの壁にはじまり、
ブランデンブルク門、カイザーヴィルヘルム記念教会、
ホロコースト記念館、フンボルト大学、ペルガモン博物館、ベルリン大聖堂、
ゲシュタポ本部跡地に戦勝記念塔など、
上記の場所へは頑張って全部行きましたが、
まだまだ見るところが沢山あり全く時間が足りませんでした。

カイザーヴィルヘルム記念教会は昼間に見にいくとかなり迫力がありますが、
夜に見にいくととっても残念な感じになります。



カイザーヴィルヘルム記念教会(夜)


なぜ時計を光らせてしまったのか・・・。しかもポップな黄色。
一気にIt's a small world的な感じになってしまいました。


ベルリン旅行を終えた後は、ギリギリまで実験・ディスカッションをしつつ、
帰り支度に追われていました。
特に最終日は朝から空港に着くまでずっとバタバタしていました。
空港までFrank先生に送っていただき、最後の最後までお世話になりました。





この一ヶ月間は楽しいことばかりではなく、辛いことや悔しい思いを何度もしました。
過度なストレスによりご飯が食べられなくなったり、酷い肩こりに悩まされたりもしました。
しかし振り返ってみれば、多くの失敗や苦労があったからこそ
わざわざドイツにきた甲斐があったと思います。
たった一ヶ月間では、ようやくMPIEの生活に慣れてきたというところで
引き返さなければなりませんでしたが、多くのことを学べました。
非常に貴重な時間だったと思います。

今後、同じようにドイツ研修に行く後輩が出てくるかもしれません。
大事なのは、メンタル!行動力!そして英語力!
この3つです。1つでも欠けていると、極めて厳しいことになるかと思います。
しかし機会がある方は、ぜひ挑戦してほしいです。
MPIEの皆さんはすばらしい人ばかりですよ!

Frank先生をはじめとするMPIEの皆さん、そして堀内先生、一ヶ月間ありがとうございました!!

by 滉平



2016/3/9

こんにちは、滉平です。
先週3日に千葉大学の糸井先生が、4日にNIMSの源さんが研究打合せのため来独されました。
週末はせっかくの休日ということで、4人でボンとケルンを観光しました。


  
  市場                          謎の生首


  
ベートーヴェンの生家                    ベートーヴェン像


ボンはベートーヴェンが生まれた街であり、かつての西ドイツの首都です。
ベートーヴェンの家は実際に使用されていた楽器や補聴器などがあったり、
「難聴の進行につれて音楽の聞こえ方がどう変化していったか」を体験できたり、
結構面白いです。ちなみに2.5ユーロで日本語音声ガイドが付きます。


  
ケルンの有名な香水店「4711」                夜のケルン大聖堂  





ボンの後は再びケルンに行きました。
ケルンからはFrank先生とXiaolinも合流し、なんとも豪華なメンバーとなりました。
みなさんお忙しい中観光に付き合ってくださり、ありがとうございました。

by 滉平




2016/2/29

滉平です。
この土日は珍しく快晴だったので、デュッセルドルフとアーヘンを観光してきました。



そこら辺の公園にあった卓球台


ドイツ人は外で卓球をするのが好きらしく、色んな公園に台が設置されているそうです。
外でやる卓球とか、絶対クソゲーとしか思えません。


 
ノルトライン=ヴェストファーレン州で一番高い(240.5m)建造物「ラインタワー」


ラインタワーは昼間こそ地味ですが、実は夜には巨大な時計(右)になります。
各点が時分秒を示していて、この写真を撮ったときは21時15分34秒です(多分)。


 
ライン川沿い


ライン川沿いは色んなお店があったり、古い家が並んでいたり、
ほとんど全裸のおじさんがいたり、音楽を聞きながらスケボーにのる黒人がいたり、
歩いているだけでも見どころが沢山あり、面白かったです。

土曜夜はPH鋼の研究でお世話になっているMHPSの新井さんの、お兄さんとそのご家族と一緒にスペイン料理屋に行きました。
店員のスペイン人(多分)はやたら陽気で、やたら日本語を使ってきました。
美味しい食事とともに色々な話をし、非常に楽しいひと時を過ごすことができました。
ありがとうございます。


アパートに帰ってからは堀内先生と話をしていたはずなのですが、
知らない間に寝ていて、しかも結構寝坊しました。
日曜日も天気が良かったので、アーヘンという小さな町へ行きました。


 
アーヘン駅の外観 宝物庫にあったカール大帝の像


 
アーヘン大聖堂の外観  大聖堂内部のステンドグラス


アーヘンは、何故かわかりませんがめちゃくちゃ寒くてびっくりしました。
ずっと震えていた気がします。
アーヘン大聖堂はケルン大聖堂と比較すると小さいですが、内装はとても綺麗でした。
中でもこのステンドグラスは圧巻です。


 
Nobis Printen German Sushi


他にはNobis Printenというお店に行きました。
本当はPrintenという保存食のようなパン?お菓子?が有名なのですが、
普通に美味しそうなケーキとGerman Sushiを食べました。
German Sushiというのは正式名称ではありません。新井さんのお兄さんから
「メットという生の豚肉を乗せたパンがある。あれはまさにドイツの寿司だ」
という話を聞いたので、早速挑戦してみました。
美味しかったですが、やはりこれも塩気が強くてしょっぱかったです。

この土日はのんびり観光できました。

by滉平



2016/2/26

こんにちは、滉平です。

マックスプランク鉄鋼研究所生活では、毎日があっという間に終わってしまいます。
今日は火曜日くらいかな?という感覚なのにもう金曜日だったりします。
日々の日常会話や研究ディスカッションは大分聞けるようになってきたものの、
「これって英語でなんて言えばいいんだっけ?」とか考えているうちに自分の意見が言えないまま終わってしまうことが多いです。
英文が読めることと、日常会話ができるということは、全くの別物だということを痛感しました。
みんなぜひ学生のうちに一度は留学に行くべきだと思います。本当に。

明日になるとまた休日になってしまうので、先週観光した場所を簡単に紹介します。



ピカソ作 「Large Profile」


土曜日はデュッセルドルフ州立博物館に行きました。
普通にピカソの絵が何枚もあったりします。
この日は起きるのが遅かったので、美術館の後にご飯を食べて帰りました。


  
 ケルン大聖堂の外観                    そこら中にいる大道芸人


  
門の上にいっぱいある彫刻                 ステンドグラスと廊下


日曜日は世界遺産のケルン大聖堂に行きました。
高さ157mは半端じゃなく大きいです。
そこらへんにあるステンドグラスが、800年前のものだったりします。
ミサを見学でき、パイプオルガンも聞けて大満足。



お昼ご飯


まあしょっぱい。本当にしょっぱい。
写っているもの全部しょっぱいです。結構残しました…。



ゾーリンゲン駅前


かつて世界一の刃物を誇っていたゾーリンゲンに妖刀を探しに来ました。
ここだけ見ると楽しそうな街に見えますが、何もなかったので15分で帰りました。
ちなみに現在の世界一の刃物はMade in Japanです。
日本の工場から輸入したものをゾーリンゲンの会社が自社メーカーとして販売するくらい、日本の鉄鋼技術は高いです!
鉄鋼に興味ある人はぜひマテリアルデザイン研究室の阿部まで!!



世界最古のモノレール


最後に世界最古のモノレールが走っているヴッパータルに行きました。
見た目はかなり地味ですが、意外とこれが面白かった。
何が面白いかというと、宙ぶらりんなので常にグラグラしており、かなり臨場感があります。
感覚的にはルスツリゾートにあるサイクロンというジェットコースターに似ています。
割と死に近い感じがしてスリル満天で面白いです。そういう乗り物ではないですが。
ちなみに今までに落下事故と衝突事故が1回ずつあったそうです。ぜひお試しあれ。

by 滉平



2016/2/22

こんにちは、7期生の滉平です。

2月11日に堀内先生がドイツへ旅立ちました。
今回は前々回と同様、マックスプランク鉄鋼研究所(MPIE)に4週間の出張となります。



実は、今回の出張には僕もちゃっかりついて行っています。


MPIEにきてすぐに感じたことは、MPIEにいる方全員が
圧倒的な能力と人格を持っていることでしょうか。
その中でも特に、私たちのスーパーバイザーであるFrank先生は本当に素晴らしいです。
こればかりは、文字や言葉では絶対に伝わらないのが非常に残念です。

ドイツにきてから既に10日間が経過しました…。
研究のディスカッションはさることながら、
日常会話やFrank先生からの問いかけに対してもまともに返答できないことが悔しいです。

また楽しいことや嬉しいこと、悲しいことや悔しいことなど、
日々の中で感じること全てが、日本にいるときの5倍、10倍の重みがあります。
研究所を出るのは19時ですが、連日徹夜で実験したときよりも疲れます。

きっと日本へ帰るころには、精神と時の部屋からでたときの悟空のようになっていることか
と思われます。ミスったら浦島太郎かもしれませんが。


ドイツではソーセージ、ビールおよびフライドポテトがやっぱりおいしいです。








どれもこれも本当に美味しいです。連日ソーセージとポテトばかり食べてます。
ビールはまだ4種類くらいしか飲んでませんが、どれも日本のように美味しいです。
何気にチョコレートも美味しいものが多いです。
まあでも、やっぱり日本食の方が美味しいです。味噌汁が飲みたいです。


この土日はドイツ観光に行きましたが、それは次回更新したいと思います。
最後に、堀内先生や僕と度々親交のあるXiaolinとの写真で締めくくります。





これじゃなかった、こっちです。





by 滉平



<<前のページ | 次のページ>>

-1