本学G204教室において、アーブ建築研究所主宰の圓山彬雄氏を講師に招き講演会を開催しました。 最初に北海道の特産品である火山灰軽量ブロックを使用した個人住宅を中心としたお話がありました。 火山灰軽量ブロックは水に弱く建築が難しいのですが、ブロックが積まれた内部は暖かみのある空間を演出しています。 そして本題の「持続可能」のお話へと移り、「時間に対しての問題意識について」と並行に語っていただきました。 建築は文明や数字的な断片で評価されるものではなく、建築が親から子へ孫へ引き継がれるなど回転運動を持つ連続的な面で評価されるものだと感じました。その場しのぎで設計せず、設計者の意図を明確に施主に伝えて設計する事で、数十年先でも気に入ってくれる建築をつくり受け継がせて持続させる、それが建築家の責務だと痛感しました。
文責:修士課程1年 柏谷
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