研究室活動 Project
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研究室の活動 |
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0.ていね夏あかり(1991年〜,毎年7月中旬) 高度経済成長期を経て,わが国の地域構造・地域環境は大きく変化し,子ども達をとりまく住環境は,悪化の一途をたどっていると思われる。その過程で,子ども達にとって,自然環境や異世代・異学年と触れあう体験が減少し,時間的・精神的なゆとりの喪失,まわりへの無関心さ,創造性の低下などの状況を引き起こしている。こうした状況を改善し,将来のまちづくりを担う子ども達に豊かな体験,とりわけ人間関係の形成と地域に対する愛着を芽生えさせる生活体験を創出する必要性が生じている。子どもの成長は,親との関わり,地域の人々との関わり,学校との関わりなどを通して達成されるものであり,家庭・地域・学校が協働で子ども達を育むことの意義を的確に理解し,実践できるコミュニティづくりを展開していくことが必要である。 そこで,本学が立地している札幌市手稲区において,この19年間北海道工業大学大垣研究室が中心となって,手稲区に住む子ども達が「新たな体験」(地域でのさまざまな協働作業や体験作業への参加)を通して,「新しい価値」を蓄積する(異世代との触れあいやものごとの関係性を学ぶ)ことの重要性を認識しておこなったまちづくり活動(「ていね夏あかり」活動)である。今年(平成23年)は第20回目となる。
【他の地域の「ちょうちん」活動の伝播状況】 @苫小牧市美園小学校「どきわく学級」(平成11〜15年,200個:とま こまい紙フェスティバル) A札幌市北区学童保育つくしんぼクラブ(平成11年〜,50個:七夕) B上富良野町(平成13年〜,100個:盆踊り) C喜茂別町(平成15年〜,600個:きもべつ夏まつり) D恵庭市島松地区(平成17年〜,1000個:しままつ鳴子まつり) E旧厚田村厚田小学校(平成17年,50個:たなばた行灯行列) F北広島西の里(平成17年,21年,30個:夏まつり) G札幌市西区(平成17年〜,300個:八軒夏まつり H札幌市西区太陽の子保育園(平成17年,120個:七夕) I美唄市空知神社氏子会(平成22年,150個) J石狩青年会議所(平成22年〜,500個,OMOIYARIのあかり)
詳細はこちら → natsuakari_project
【表彰】 ・札幌市都市景観賞・特別賞受賞,1996.8 ・平成20年「北のまちづくり賞知事賞」受賞,2008.1 ・国土交通大臣賞まちづくり功労者表彰受賞,2008.6 |
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4.上富良野町公営住宅建替計画(2011.4〜)
現在進行中
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3.檜山景観プラットフォーム「えさしフットパスマップの作成」「空き空間の活用」のワークショップ(2010.6〜2011.3終了) 本実践活動は北海道の江差町を対象に,これらの江差町および檜山支庁のまちづくり活動の展開を担うものとしておこなった。 江差町を含め檜山管内は,たくさんの歴史的建築物が多く残され「歴史を活かしたまちづくり」が進められてきている。しかし,高齢化や人口減少,昨今の厳しい経済状況からさらなる「まちづくり活動」の展開が必要と考えた。これらの背景から,北海道建築士会桧山支部などの地元建築関係者を中心に,街並みや景観資源の価値を共有し,地域主導の景観形成を推進するために「檜山景観プラットフォーム」を設置し,まちづくり活動をおこなった。 @江差景観ポイント環境整備ワークショップ(WS)の開催:遊休地(江差町有地)となっているまちなかに,地元小学校(6年生)と連携して「空き空間の活用」のワークショップをおこなった。これらは,子ども達や父兄,地域住民の街並み・景観への意識を高めるとともに,まち歩きのポイントとなる休憩所の整備ができた。この景観ポイント環境整備WSの実施により,参加者の景観に対する意識の向上および具体的な住環境の向上を図ることができた。 A江差景観まち歩きマップの検討・作成:江差町の豊かな街並みや景観資源について,あらためて地域住民や観光客等の訪問者の理解を深め,豊かな景観を活かしたまち歩きの楽しさを提案するために,景観まち歩きの具体的なコースやポイントを設定し,フットパスマップ(景観まち歩きマップ)を作成した。このフットパスマップは,江差町のホームページにて公開,観光で来町する人々に江差町の良さをアピールしているが,これらは江差住民のみではなく,より多くの人々に江差のまち歩きを楽しんでもらうことが可能で,まち歩きをする人が増加することで地域全体の景観・街並みに対する意識向上が期待できる。 ●フットパスマップHP(江差町) http://www.hokkaido-esashi.jp/keikanpf/index.html B地域住民を対象に,地域協働フットパスマップづくりの先進者であるエコ・ネットワーク代表:小川巌先生(酪農学園大学教授)が「北海道をフットパス大国へ」と題した基調講演,および,今回実践的活動の内容を含めて筆者が「景観・古建築を活かしたまちづくり」と題した基調講演をおこなった。また,本活動に参画した北海道工業大学建築学科谷口研究室4年生:大友拓哉,佐藤翔悟による檜山景観プラットフォームの活動報告 (江差景観まち歩きマップ,江差景観ポイント環境WS)をおこなった。 これらの活動によって空間が整備されかつフットパスという成果物が作成されたが,それ以上に人の繋がりが形成されこれから江差町のまちづくりが展開していくものと考える。この活動がこれで終わるのではなく,これが出発点となり,他様々な知恵を有している住民が多く参加し,継続的に活動することが重要である。 本活動・実践に主体的に活動していただいた,北海道建築士会桧山支部の方々,江差町立小学校6年生の生徒・先生,檜山振興局職員の方々,江差町役場職員の方々には,さらにこの活動に協力・援助していただいた江差町町民の方々に,ここに感謝の意を表します。また,この活動を実践するにあたり「住まい・まちづくり担い手事業(建築・まちなみ部門)」の一環として住まい・まちづくり担い手支援機構から助成金をいただいた。ここにお礼申し上げます。 |
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2.H小学校 ユニバーサルデザインプロジェクト(2009.9) 小学生へのユニバーサル教育の一環として,UDプロジェクトの講師として参加しました。現在,通っている小学校の玄関を対象に,グループを組み,・UD化の視点を検討する,・玄関のUD化のアイディアを検討する,・既存の玄関とUDを考慮した玄関の模型を製作する,・各グループで検討した内容を発表する,を実施しました。 |
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1.長沼町 中心市街地活性化案の検討(2007.4〜2008.10) 長沼町は,札幌市近郊に位置しまた千歳も近くのどかな田園風景が広がっていることや農業が盛んな街であるため,郊外にある23軒の直売所に訪れる人も多い状況にあるが,中心市街地の衰退などまち自体は多くの問題を抱えている。そこで,下記のワークショップ等を開催しました。 ・中心市街地再生のワークショップの開催 ・模型を活用した町民へ中心市街地再生調査 ・子どもを対象としたイスづくりワークショッ プの開催 |
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