見学会

4月22日にOBの伊達昌広さんからお話を頂き、小室雅伸さんが設計した住宅を見学させてもらいました。
下村教授の設計による石狩市民図書館も見学してきました。

住宅
 

 3m×3mのグリットを基本に構成された長方形の住宅で、木に囲まれる落ち着いた雰囲気のある空間である。

小室さんにこの住宅の特徴と工夫について説明して頂いた
 
 ・軸組みの外側に断熱材をはる外ばり断熱という方法で、断熱効果の向上と室内空間の広さを確保した。
 ・窓ガラスは高い断熱効果のあるダブルLow-eガラス

 ・床はタイル張りで床断熱

 ・南面の窓は積雪を考慮して高い位置に設けた。

これらの工夫は、この土地が豪雪地帯だということを考慮したもので、地域の特徴を考えて設計することの大切さを学ぶことができた。

 見学した住宅は、まだ寒い季節にも関わらず温もりに溢れていた。これが深夜電力を用いた床暖房のみによるものであったことには大変驚いた。断熱による保温効果はよく知られていますが、畜熱の効果がこれほど大きなものであったことには改めて関心させられた。また、この温もりは触感からだけではなく、表しとなった木材の質感や室内が暖色系に統一されていたことなどによって、一層感じられた気がした
 
 
今回の見学は、こらから住宅を設計する2年生にとっても、3年生にとっても役立つことと思います。非常に有意義な時間でした。




      


石狩市民図書館

この図書館は外観図からわかるように、赤い球体の部分は子どものお話劇場になっており、中はかまくらのような半球状の空間になっていた。そこでは紙芝居や人形劇のできるような小規模なセットが用意されていた。

 出入口から建物内に入ると、まず高さのあるアトリウムがあり、そこから図書室などの各室に繋がっている。

 図書館内の棚はそれぞれの年齢層に合うような高さになっていて、手の届きやすいように工夫されていた。その他に雑誌や市民開放のスペースが充実していて、大きな閲覧室が設けられていた。利用者も多いと感じた。




      




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